【う◯この神はかく語りき】
アーニャの顔芸に癒される映画。
ジャンプ+の大ヒット漫画『SPY×FAMILY』の初の劇場版。
互いに本性を隠し合う擬似家族のフォージャー家が、北国へ旅行に出掛けたら軍隊が引き起こした騒動に巻き込まれる物語。
脚本はオリジナルストーリーだが原作を再編集したような作りで、かもふかもなく。
ギャグ色が強めなのでアーニャ達のドタバタを思う存分楽しめられる。
一番面白かった場面はう◯この神。
本作みたいな子供にも大人気なアニメ作品って「今回が初の映画館」なちびっ子達もいてる訳じゃないですか。
そんな時に一番問題になってくるのがやっぱりトイレで、大人でも映画見てる最中にトイレ行きたくなると酷い罪悪感に苛まれるというもの。
この場から離れることでいろんな人に迷惑をかけるんじゃないかというあの後ろめたさ。
子供にはとても耐えられない。
でも、上映約1時間ぐらい、ちょっと怪しくなってきたタイミングにああいったトイレギャグを導入することで「行ってもいいんだ」的な安心感が生まれてくる。
優しい配慮が成されているなと思いました。
映画の最中でも我慢できないのならトイレに行ってもいい。
まさか『SPY×FAMILY』でそんなことを考えさせられるとは思いも寄りませんでした。
