1作目を映画専門チャンネルでたまたま見て、あっけにとられた。このテンションに、何だこれと。女子が最強といった映画は邦・洋を問わず思い浮かぶが、これはどこか違う。
チサトとマヒロは殺し屋。「殺し屋協会」に所属して仕事を請け負う。しかし協会からいろいろと制約も受け、大金を手にすることもない。むしろ借金を重ね、アルバイトにも手を出す。一方で下請けで殺しを担う兄弟が、チサトとマヒロを殺して殺し屋の地位を奪おうとする…といった話。
ウダツの上がらない主人公、驚きの強さを誇る女子、仇を討つためのラスボスとの決闘…使い古された話ではあるけれど、どこか斬新で、面白く思えるのはなぜかなと。
「人を食った」感じがいいのかなんても思う。それと、最初から最後まで漂う「潔さ」のためか。
確かに見ていて楽しい。でもこういう作品はどうしても、1作目のインパクトが優ってしまうよなと。
兄弟がつぶやく、「殺せど殺せどなお、わが生活楽にならざり、ぢっと手を見る」…こういったセンスは結構好き。