あちぴろ

デシベルのあちぴろのレビュー・感想・評価

デシベル(2022年製作の映画)
4.3
お隣の国、韓国の作品は結構好き。
日本もこんなん作ってくれよーと言いたい。

100dbを越えると時限爆弾の秒数が半減される爆発物が、ある公園、あるプール、あるスタジアムに仕掛けられる。
と言うあまり観たことのない爆弾。
面白い。
時速80km以下になると爆発するバスとか、一度座ったら立ち上がれない椅子に仕掛けられた爆弾とかこれまで観てきたけど、騒音レベル100dbを超えたら時間が半分に減るとか地獄すぎ。
爆弾処理班の余裕ゼロになっちゃう😅


ある潜水艦内で起こった事故とも事件とも言える様な出来事をきっかけに始まった爆弾テロリストの行為なんだが。
なんだか、物悲しい。
心の底から憎かった訳でもなかったんだろうなと思うが故に悲しい。


【キャスト】
キム・レウォン(元海軍副長カン・ドヨン、「ファーストレスポンダーズ」で初めて観てから結構好きな俳優さん。色んな役しはる。)
チャ・ウヌ(潜水艦の船員、かなりチョイ役感。アンジェホンの「チャウヌーーー!」が頭から離れん。笑)
イ・サンヒ(ドヨンの奥さんで爆弾処理班、「検事内戦」、「社長のスマホをアンロック」など。決して綺麗って訳でもないんだけど…(失礼)
イ・ジョンソク(ウヌの兄貴、言わずもがなの俳優さんだけど、なんでジャケット写真に出すんだろうか。出すならもっと序盤から出てもいいのに、犯人の顔を隠す様な展開にするので、初めからイジョンソクが犯人ってバレバレなので盛り上がらん)
パク・ビョンウン(軍事安保支援司令部、「この恋は初めてだから」で知ったものの数多くの作品に出てることを知る。「キングダム」、「チョピロ」、「ソボク」など。)
チョン・サンフン(巻き込まれた記者、この人がこの映画のいいスパイスになってた。裸でサッカー場走り回ったり、それをテレビで奥さんが観ててテレビバチっと消したり笑)
イ・ミンギ(ファン大尉、え、待って。めちゃくちゃ軽んじられてる気がする。潜水艦の一幕で泣きそうになったくらいいい役してたし、存在感あったのに。この人の主演映画数多くあるのに、公式サイトも顔写真すらないんですけどーー!)

ほんと、イ・ミンギの役がすごく軽く使われてる気がする。
イミンギとキムレウォンの残った2人のくじ引きのシーン、「あなたは残らないといけない」と選んだ方を離さずにそのまま死を選んだシーン泣けたんだけど…

全体的に中弛みもなかったし、展開も次々と起こるので面白い。が、「音に反応する爆弾」と言うのは特段犯人の何かを表す要素でもないので、そこだけが先行してしまって期待値上げ過ぎた人たちの評価になってしまった気もする。
作品自体は面白いと思うんだけどなぁ。

キムレウォン、チャウヌ、イジョンソクの3ショットとか宝レベルなんじゃ?と思いつつ、そこにイミンギも入ったらいいのにと…
ほんとイミンギの役が切なかった…

(U-NEXTのポイントレンタルにて)
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