これは素晴らしいサスペンス作品ですね!
全体的にスリラー色が強く、思わずギョッとさせられるシーンがいくつかあります。その上でセリフのひとつひとつがまるで純文学のような深みがあります。特に、少年時代の露伴先生と彼の初恋の人のシーンに特にそれを感じます。
ルーブルに行くまで少し長いと感じる部分もありますが、あそこまで勿体ぶって見せる価値はあります。ルーブルに行ってからは謎を含んだあの巨大な建築物を魅力的なカメラアングルで撮っていましたね!これはドラマのスケールを超えていて、私はここに映画にする必要性を感じました。
最も黒い絵がみせる人の過去と罪、それらを捨て去るのではなく受け入れ、それらと共に未来を生きる。