タカハラ

風の谷のナウシカのタカハラのレビュー・感想・評価

風の谷のナウシカ(1984年製作の映画)
4.3
テレビ放送や、DVDで何度も繰り返し観たこの作品をスクリーンで鑑賞。

人類の衰退、自然との共生、争い、報復が呼ぶ暴力の連鎖。深く難しいテーマを内包しながらも、SF、メカ描写などの娯楽要素もあり、驚くべき絶妙なバランスで描かれたアニメーション。

王蟲の存在感。圧倒される。

風の谷にあるメカ、メーヴェ&ガンシップのデザインがカッコいい。

とにかくユパさまが最高。
ユパさまの戦闘シーン、何度繰り返しスローモーションで見ただろう。今回、スクリーンでの躍動をしっかりと目に焼き付けた。

ナウシカとクシャナ。
コインの裏表、表裏一体の存在だった。
クシャナは、複雑でもの悲しくもあり、そこが魅力的。

スクリーンで観る事で、シーン1つ1つに描きこまれた情報に目がいきやすい。

原作も含めて、ナウシカで描かれた事をもっと理解してみたいと思える骨太な作品。
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