タカハラ

エクストリーム・ジョブのタカハラのレビュー・感想・評価

エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)
3.5
これでもか!という程のギャグと、観客へのサービス精神、美味しそうなフライドチキンが盛り込まれたドタバタコメディ。
潜入捜査のハズが、なぜかチキンを揚げている!という突飛な設定で、既にツカミはOK。想像を超えたハチャメチャっぷりを楽しめる。
しかし、ギャグ、コメディ要素だけではなく、仕事について、チームワーク、チームでの役割など、マジメなお仕事ムービーの側面もあり。
シリアス、バイオレンスだけではない韓国映画のエンタメ作品としてのレベルの高さを感じられる。(ハリウッドリメイクも決定)
もちろん強烈なチキン飯テロ映画なので、夜中に観るのは避けた方がよいです(翌日KFCに行きました)

●良かった点
各キャラクターの個性がトンがってて、そこが魅力。
特に主役でもある、コ班長。
麻薬犯罪組織チームのリーダーとしては頼りないけれど、チキン店の店主としては、仲間を引っ張り的確な指示を出せる!そんな笑える矛盾がありつつも、その能力が後半に活かされる時の頼もしさ。そして、彼の持っている特殊能力も凄い。
チームの特性を理解して各々を活かし、自らは最後まで諦めずに立ち向かう、という能力はリーダー向きだったともいえるかも。

コントのように分かりやすいギャグが、最初から最後までこれでもかと詰め込まれ、なおかつ伏線、種明かしなども丁寧に描かれるのでストーリーを飽きずに楽しめる。

●悪かった点
ギャグが盛り沢山で、比較的コテコテなので(コントみたい)、主張が強めのコメディが苦手な人は苦痛と思ってしまうかも。
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