タカハラ

もののけ姫のタカハラのレビュー・感想・評価

もののけ姫(1997年製作の映画)
4.3
1997年の映画公開以来での劇場鑑賞。

まず、映像、そして音にも圧倒された。
音楽は勿論だけれど、1つ1つの効果音、使い方、タイミングが凄かった(銃声)

異なる文化と主義を持つ登場人物達の対立を描いたという事は、一方が勝利して終わるラストなんてない。
2つの異なる主義の間に入るアシタカの目指す共存に向けての希望は、僅かに残されたと思う。
とにかくアニメーションの力強さが圧倒的。スクリーンの大きさも相まって本当に圧倒された。
荘厳で美しい音楽にも心が洗われる気持ち。

モロの名セリフ『黙れ小僧~』は、何度聞いても鳥肌が立つ。なんといったら良いのか分からないほどに画面越しに、こちらに届く演技。

まだまだ映像表現の全てが理解できないからこそ、観る度に少しずつの発見がある。
こんな貴重な体験は、なかなかない。
タカハラ

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