肉浪費Xアカウント復旧無理ぽ

ミッション・マジュヌの肉浪費Xアカウント復旧無理ぽのレビュー・感想・評価

ミッション・マジュヌ(2023年製作の映画)
3.6
あの爽甘フェイス超絶イケメンのインド版斎藤工(シド・マルホトラ)が満を持して本領発揮する、スパイ業に殉ずる「ジェイソン・ボーン」がキターーー!
70年代インドとパキスタンの「核開発」戦争下で、インドの核開発を国際的に弾劾しておきながらパキは秘密裏に核実験を行い緊張高まる中、戦争阻止のため、縫製見習いが盲目娘にゾッコン中に動き出すー!?

マジュヌとは、インド名なのか?「=ロミオ」のことで、英訳するならタイトルは『ミッション・ロミオ』となるみたいです。

主演のシド・マルホトラさん、うーん既視感がある!この斎藤工と森崎ウィンを足して2で割った感じは…(色黒爽やかイケメンを無理矢理捻出しただけw)と書こうとしたら、全く同じ事を
『スチューデント・オブ・ザ・イヤー 狙え!No.1!!』のレビューで書いていましたとさっ(^_-)-☆(笑)

だから超絶イケメンと太鼓判の『スチューデント〜』では、シドさんはあくまで学生身分で運動&お得意のダンスしかしておらず、それが是非とも見てみたかった「アクションヒーロー」となるんだから間違いなくの眼福です!(確信)

やっぱりボリウッド・ロマンスはベタでありながら雰囲気作りが本当に(頭)お花畑なので、キュンキュンきて秀逸なんですよね!(褒めてる)
主人公役シドさんとNetflix'sボリウッドでは新顔で盲目ヒロインとなるラシュミカ・マンダンナさんとの「ラブストーリー」一本だけでも充分満腹では?と思っちゃうくらい美男美女の幸せムードたまらんですよw(なぜ歌って踊らないぃ)

インドの潜入組織「RAW(ロウ)」の構成員としてパキスタンで"仮初め身分・生活"をしているのに、タブーな結婚までしてしまった上に父親関係で辛い経緯を背負っているから、脚光を浴びて重大任務を任せられていく内にもっと"葛藤"成分や"どっち派?(インドorパキ)"の油断ならなさが欲しかったですね。
というのも、3時間超になるのも珍しくないボリウッド大作ですが、テーマ的にも制作費にもそこそこかかっているだろうに、「アクション」も「ユーモア」もほとんど"終盤に集中"しているのが惜しいんですよね!
"構成に難あり"と…

前半と後半で"「ラブストーリー」から「スパイアクション」"へとキレよく差別的に変異していくわけではないので、切り替えが上手ければ絶賛のしようがあるのだけど、今作は逆に"「ボリウッド映画」の醍醐味"といえる部分が少なく終幕したというか、逆に"粗さ(無駄)が恋しいというか…(笑)
「シーク(シク)教徒」のターバン事情など諸外国、特に日本人には通じ難いものを"笑いに変える"なんていう本国の反応が知りたい抜群のセンスを持っているのだから、せめて全編に行き渡った笑いの振り幅も欲しかったところ…

「名もなき立役者」という実話から着想した"影のヒーロー"を描くラスト展開はなかなかに衝撃ですからね…

パキスタンのジア将軍の実際のインタビュー映像、核開発首研究者A・Q・カーン実物映像などが最後に流れ、実に特徴を捉えたいかにもな"悪大将"だったのですがw
加えて、もうパキも核保有国なのですが、それを遅らせインドが
「亜大陸で最大の核保有国となった」
と自慢気に聞こえるのは気のせいではないはず…とすると、非核国の日本人とすれば、その"軍事力の誇示"ともとれる説明には、"何処にあてたメッセージなのか?"皮肉と滑稽さと反感も覚えるレベルに「核(保有)戦争」について考えさせる映画ではありましたね…良くも悪くも(映画評価に勿論響いておらず)