肉浪費Xアカウント復旧無理ぽ

ブラッド・オレンジの肉浪費Xアカウント復旧無理ぽのレビュー・感想・評価

ブラッド・オレンジ(2021年製作の映画)
3.3
『ファーゴ』ファンがおそらく大スキーな一片も収束する方向&結末が予想できないダーティな方に転ぶ、シニアアマチュアダンスコンテストが主軸かに見えたそれぞれの「破滅」の群像ブラックコメディ…?
もとい、玉ヒュン、玉チン♪、玉ムシャコラの男苛烈映画…(盛った、とは言い切れない大差ない惨状がそこにw)

テーマは『因果応報』かな?(ブラックさを煮詰めた)

自分のMyFFF(マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル)恒例の見方ですが、ポスターイメージの第一印象や気分で見る順番を決めているので、あらすじも全文をしっかり読まずに見る事がほとんどなので、本当に最後に行き着くまで"良くも悪くも"も何を描きたいか"不透明"な映画が逆に新鮮に楽しめた部分はありました。

単純に映画ジャンルを形容するなら「群像劇」で、「シニカル&ブラックコメディ」にあたるお話かと思います(自信はなし!w)。
だから笑いを誘っているのかは謎ですが、不条理かつ斜に構えた観点のお話になっているので、"凄惨"な部分を多分に含んだ成り行きが待っています。
ここらへんが、コーエン兄弟監督『ファーゴ』を例えた由縁ですね。
ボタンの掛け違いではありませんが、避けられた「最悪」と「爽快」が内在した映画。

オープニングの物語の主軸とは大して関係ないシニアダンスコンテストの審査員たちの会議、または討論の長回しが大きく"ジャンル選定"を混迷させるんですよねw いらないじゃないか!とw
彼らの会議から続けて身体障害者云々、高齢者問題云々、男女問題云々の過激ではないレイシスト(差別主義者)、ミソジニー(女性蔑視)要素を持った人物が次々と日常生活(本編)の中で主人公(視点)格の人物を含め抽出されていくんですよね。
本編中に出てくる言葉「ポリコレに屈するな」とある種、そういう思想、設定、演出に辟易している一部の映画ファンには痛快に思えるような言葉ですが、そこを"皮肉った"側面のある映画ながらその"斜め上"を狙いすました"急展開"を終盤に続けざまに連発して幕を閉じる映画です。

だから、映画のストーリーや"メッセージ性"を重視する方には面食らうような展開の連続で、ごちゃごちゃした"まとまりのない映画"にもどうしても見えてしまう部分があるんですよね…

主人公格でいえば、ダンスコンテストの出場借金苦老夫婦、その息子の弁護士?、財務大臣の政治家…と最後にただの一般人のティーン少女と、主要人物も纏まりのない人たちで、この少女が最終的な"キーパーソン"ではあるんですが、終盤までなぜ選ばれた(視点な)のか"謎の人物"ではあるんですよねw
このあまり関連性のない人たちを繋ぐのは、むしろ脇役、異常者で、全員が全員に纏まりのある繋がりでもないので、そこも「群像劇」として見れば完成度が低い消化不良にも陥りますね…

これが全員が家族の「一家」が"巻き込まれる「破滅」の群像劇"とした方が完成度が格段に引き上げられる気がしたんですけどね…
3人は元から家族設定なのだから、政治家を兄、少女を末っ子妹か兄弟どちらかの娘にした方が"連帯感"や最終的に明かされる事で驚きも産まれそうなのに…
また『ミッドサマー』のオープニングを意識させるシーンもありますからね…(笑)

やっぱりフランス映画。16歳少女"設定(あくまで、ね😉)"のフルヌードではないけども、又開きの診察やSEXシーンがあったり、結局フルチ○映画(ぼかしないよ!良かったね👍)であったりと日本では考えられない「ポリコレ(コロプラ)」を唾棄は充分果たしているんだから、そのままでいでくれ!と思わなくもないんだからね!///