肉浪費Xアカウント復旧無理ぽ

ジョーンについての肉浪費Xアカウント復旧無理ぽのレビュー・感想・評価

ジョーンについて(2022年製作の映画)
3.5
ジャポン要素が嫌な方向にもろに関わってくるイザベル・ユペールがモノローグで語りかけるカスカップル時代の彼について、猛烈ラブコールの売れっ子作家について、隠し子であった息子についての回想録と今後のこと

主演イザベル・ユペールさんの若かりし頃イケイケな時代と中期、後期の現在を別女優をたてて長いスパンを描くので、「映画を見た!」て気にさせてくれて結構好きなんですよw
でも、自由過ぎる演出と評者、視聴者を惑わす時系列の多くをイザベル・ユペールさん自身が演じるがゆえのツッコミ所、そして最大の"トリックであるオチ"が、この映画を"ス○○○○○ルのアイコンである某映画系"とする真実なので理路整然とした説得力のあるストーリーを求める多くの方には不評が頻発することが容易に想像できます(笑)

もうオチがオチなんで、ほとんど映画の内容について喋ればネタバレに抵触してしまいそうなのでここらへんにしておきますが…(ネタバレ制限しても普段通り、いや2倍3倍の文章量で書けますがなにか??)
まあこの映画、脱法的というかやっちゃいけない"禁忌"を犯してるに等しいオチなので、そこからも叩かれるほどの不評を買いそうではありますw
自称謎解き・推理・考察得意人の方でなくとも、いったんこのオチが思い浮かぶんですが、伏線として"時間経過のビジュアル面"や"物品の調達"などその"可能性が潰された"にも関わらず、蓋を開ければやっぱりそのオチなので、恨みに似た感情も添加されちゃうかもww
それにね、過酷と現在の2タイプ俳優(女優)を用意してるにも関わらず、約30〜40年経過で息子は3通りなのに中期の40代辺りだろう時期もCG加工ならありだけど、イザベル・ユペールさんに演技させるのはちょっと"無理かある"んですよね…
加えて、それが"時系列をわからなくする"という視聴者を惑わすような効果もあってあのオチなので、余計たちが悪いんですよ…

序文に書いた"ジョポン要素"ですが、主人公の両親が通うカラテ道場に、その先生との不倫で家族離散、しまいには浮世絵のエロ絵こと「春画」からくるニョロニョロな"エロシーン(幻想)"まで入れるので、よくない方向に"ヘンテコJAPAN"を取り入れているんですよw ここだけ、局所的にHEN(TAI)映画として異質
たぶんこの映画はフランス映画発祥の「ヌーベルバーグ」の残(遺伝)子(滓)を表現したかったんだよw
でもこのエロシーン(幻想)が上記で書いた叩かれるかも知れない"オチ"についての"伏線"として作用してる捉えることも不可能ではないんですよ…

成長後青年の息子役は、『ペルドリックス』、『ラッカーを脱出せよ』、アニメ『カブールのツバメ』の吹込みとMyFFFだけで絞っても"常連"なスワン・アルローさんが務めていて、実写『ピーターラビット』シリーズのドナール・グリーソンさんと弟の顔の雰囲気に似てるので結構好きなんですよw

個人的には楽しめましたが、序盤若手時代をフレイヤ・メイバーさんが演じてクズ男とのロマンスとしてなかなか雰囲気出ていたし、変に凝ったストーリーにしないで単にイザベル・ペールさんの"男性遍歴"のヒューマンドラマで良かった気がしますね。
そしてオチの解釈としても、"依存相手を変えただけ"とマイナス的読み取り方もどきてしまうので、"古い価値観"としてフランス映画ももっと"現代的アプローチ"として変位していく必要があるかも知れませんね。