肉浪費Xアカウント復旧無理ぽ

ナイアド ~その決意は海を越える~の肉浪費Xアカウント復旧無理ぽのレビュー・感想・評価

4.0
この映画を観る時に勘違いしてならないのは遠泳は"単身競技"なのではなく「チームスポーツ」だということ
キュバ⇔フロリダ間160㌔60時間遠泳
60歳、孤高の戦いではなく、アネット・ベニング✖ジョディ・フォスターのコンビが予想外のタッグ映画として温かさを与えるがそれ以上の専門家の助力がなきゃ成立しないスポーツとして、一度の挑戦ではとても成功しようもないトライ&エラー&エラースポーツとして、諸共に人生を賭けて成功させる意地スポーツ・ヒューマンドラマ

Netflix中アカデミー賞ノミネート作を遅れて2作お送りしていますが、ちゃんと観たのはアカデミー賞前の『雪山の絆』レビュー時期と同じ時期にぶっ続けで観たんですよwそれでもノミネート後なので遅いですが(笑)
今では2024年(2023年度)はNetflix作は不発だったのはわかってますが、獲れてもアカデミー賞目当て、獲れなくとも無価値作を今さら(遅れてレビュー)嫌疑がかけられるかもやですがwノミネート作、どれも素晴らしかったです。

そして本作。近年当て続けてる身としては「主演女優賞」"級"と言えるのはノミネート作如何に依らず間違いないのです。
というか、これも結局Netflix排除したい思惑があるのでは?と疑いたくなるくらい獲ってもおかしくない熱演だっただけに、『雪山の絆』がそうであったように「メイキング」しっかりお届けしてくれや!と願わずにはいられなかったです…
どれだけ、アネット・ベニングさんが"演技に投入"してるかも判断がつきにくいので、賞獲得を避けた説があるくらいに…w
ほとんど"スタント任せ"とは思いたくないので(だとしたらガッカリするがスタントさんもそれなりの中年以上になるだろうから称えられるべき偉業のはず…)、ナイアドさんが老年入りの60歳"から"挑戦したんですよ?
28歳という全盛期の時で普通なら後は下降路線になる前にポッキリ"挫折"した32年後に水泳"リハビリ"の一からの挑戦を開始する。ここだけで心震えるものがある!…のに、誰もが内心で(どうせ無理でしょ…)が必ず思ってる
"その年齢&女性&前人未到"
の体力&人員&金銭をやろうと考えつき、一度で簡単に諦めがつかない"精神力"よ・・・

そんな人生を歩んだ水泳選手に主演アネット・ベニングさんも気品ある美人だった時は滔々に消えた現"65歳(!?)"とは、きちんとしたメタ"同年代"としてのパイプが繋がれ、その偉業に挑む"説得力"が莫大なるものとして映像に漲るのです。
ナイアド御本人はメディア露出&ビッグマウス&失敗重ねと当時の世間的温度と人格に問題があったらしいですがw実際に本編中にも"相棒(ジョディ・フォスター)やチームメンバーの人生を消費する"事と同義なので、衝突して大モメしますw
でもそんなの気にならないくらい見てるこっちとしては、前傾姿勢の"応援精神"で目を見張って眺めてられたんですよ!
そういう"没入"や"感情移入"を引き出せるのは、きちんと「スポーツ映画」している証拠だし、こんな手に汗握る感じになるとは思いも寄らない"並以上の熱さ"できっちり見せてくれている証明だと思います。

映像的に、「遠泳」と泳いでる当人は体力も最重要ではあるが精神的な"飽き"との戦いであるのに対して、"幻想"と"回想"を絡めた演出で見る側の飽きにも配慮あるので、(遠泳ぇ…?)なんて映えなかイメージは心配ご無用(笑)想像以上にカラフルな演出用意されてましたw

それでやっぱり「遠泳」でやっかいのは、フィジカル&メンタルの個人問題とは別に、大自然の海である"環境"と"生物"との闘いでもあり、もうここはぶっちゃけ"運ゲー"と言えるくらいの厳しさがあるんですよ…
要は、サメ…よりも『クラゲ(ハコクラゲ)』が一番の難敵とは・・・

そこに、ちゃんと専門家エンジェル・ヤナギハラという"日系人"らしき人も途中ながら関わってくるので、「日本人」にも全く無関係じゃないで気持ちで見れますよ!😉
さぁーて、たぶん「主演女優賞受賞」換算で狙った時期にドキュメンタリー映画『対岸へ:ダイアナ・ナイアド物語』まで制作しちゃって配信されることだし続けて観るぞ〜(だから見たのアカデミー賞前ですがっ)いや、メイキング動画は?😒