アディダスファンの私が観て思ったことは。。。
本作を観て一番テンションが上がったのは、アディダスの「フォーラム」が登場したシーンでした笑
それはさておき、この映画は当時のバスケシューズのシェア率や情勢を知っているとより楽しめるのかなと。(もちろん冒頭で説明はありますが)
今やNBAで圧倒的なシェア率を誇るナイキですが、当時はコンバースが半数を占めていて・・・というのも面白かったです。
あくまで一個人の意見ですが、本作は実話ベースの開発ストーリー、サクセスストーリーとしては少し弱いのかなと思う部分もあります。
ナイキがバスケシューズのシェア率が低いと言ってもランニング部門では既に人気があり、グループとしてはかなりの収益があったでしょうし、例えば「小さな命が呼ぶとき」などのように誰かの命がかかった開発物語でもない。
肝心の開発シーンやプレゼンのシーンも思っていた以上にあっさりしていて、現実はそんなにドラマチックではないと言えばそれまでなのですが・・・。
そういった点でいえば、成功者の更なる成功ストーリーを見ているだけで、ドラマ性や大きな感動はなかったかもなと。。。
ですが、それを補って余りあるほどの魅力がこの「AIR」にはあります！
バスケファンやシューズコレクターのみならず、靴に詳しくない人だって知っている「エアジョーダン」という圧倒的な存在感のバスケシューズ誕生秘話を知ることが出来るというのは、それだけで見る価値があると思いますし、それがグッド・ウィル・ハンティングから続くマット・デイモン×ベン・アフレックのコンビだというのだからそれだけで⭐︎4つは付けてしまいます！笑
そして、映画を彩るRUN DMCなど80年代当時の楽曲も観ているだけでテンション爆上がりでした。
個人的にはあえてマイケル・ジョーダンをほぼ出さなかった演出は素晴らしかったです。
