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AIR/エアのkazuuのレビュー・感想・評価

AIR/エア(2023年製作の映画)
4.0
マイケル・ジョーダンと言えば、バスケに詳しくない人でも名前を知ってるぐらいのアスリート。
まだまだマイナー企業であったNIKEが、NIKE嫌いのジョーダンとどうやって契約までこぎつけるか、というちょっとビジネス要素も入った映画。NIKEのサクセスストーリー。

元々そんなに長い映画ではないが、テンポが良く話にのめり込むので、あっという間に終わる。


主役はお腹の出たマット・デイモン。ボーンシリーズからは想像できないぐらいの体型。エンディング付近で笑わせるシーンもあり、とてもスポーツグッズを扱っている社員には見えません…😆
それでも巧みな交渉術とプレゼン能力で、ジョーダンと彼の母の気を引いて行く。
またマット扮するソニーを上回る、ジョーダン母のアイデアと交渉術。
この駆け引きが半沢直樹ばりに面白く、見入ってしまう。日経新聞で、交渉術を学ぶ映画として一位にお勧めされていただけの事はある。

企業モノとしても面白く、NIKEやバスケが好きな人も、まだ当時無名であったジョーダンが、自身の名前が入ったシューズをブランド化される経緯を知るにはとてもいい映画である。

舞台が1984年なので、かかる音楽や時々映し出される当時の文化、シンディ・ローパー、ゴーストバスターズ、ルービックキューブなど、私もまだ学生時代だったのでとても懐かしかった。

最近のマットは、フォードVSフェラーリもどちらかと言うと企業モノで実話でもあるので、ドキュメンタリー系の映画を選びがち?

それに
Just do it.
この言葉の起源もわかります😅
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