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インディ・ジョーンズと運命のダイヤルのkazuuのレビュー・感想・評価

3.8
古くからのシリーズで、最近の出演としてはスターウォーズEp7,9やインディジョーンズ4があったが、いよいよ最後のハリソン・フォードのインディ・ジョーンズ。
やはり子供の頃からのファンなので、最後と言われるととても残念。


一作目当時、レイダースがハリソン主演で、スピルバーグとルーカスの連名で作られると聞き、面白くない訳無いと興奮した。合わせて音楽も、ジョン・ウィリアムズ。
スターウォーズが宇宙での冒険活劇なら、インディは地上の冒険活劇。双方に出演している、ハリソン・フォード。だから子供の時から、大ファンだった。


前作クリスタルスカルの時も、新作が作られると聞いた時は耳を疑ったが、今回の驚きは前回以上。さすがにハリソン・フォードも80歳。アクションできる歳じゃないぞ、と思いつつ、どこかやっぱり期待してしまう。
スターウォーズやら他のシリーズ映画は、基本主役の役者が変わっているが、インディに関しては、ハリソン・フォードが全て演じている。インディ=ハリソンというイメージが出来上がっているから。だから寅さんの如く、他の役者というのは考えられない。ハリソンが出来なくなれば、シリーズも終了となる。


以下、少々ネタバレあり。







冒頭の若いハリソン・フォード。
このシーンかなり興奮した。現在の撮影と、スターウォーズやらインディジョーンズなどの過去のハリソンの若かりし未使用映像とを合わせ、若いインディを再現したらしい。
ありがちなCG感は無く至って自然。
若いハリソンが、今いるかの様な錯覚にもなる。

しかし現実はもういい歳したハリソン爺さん。
初期作では女子学生からキャーキャー言われるジョーンズ先生から、年寄り扱いされる先生へ。時代が進んだと思わされる。(自分に対しても😭)

ストーリーとしては前作と同様に、少々ぶっ飛んだ内容。
初期三部作はあり得ないけど、どこかリアリティがあったのだが、後期二作はもはやSF。
やはり初期三部作が好きな人は、少し受け入れ難いかもしれない。
映画としては面白いのだが、ちょっとインディとしては、という感じは残る。結局興行収入にも表れてしまっているのだが…


それでも、インディアナ・ジョーンズシリーズとして一時代を築き、その後様々な似た様な冒険活劇映画が出来た事を考えると、このシリーズの功績は大きい。ただ最後二作はネームバリューに頼った感は否めない。

個人的には「最後の聖戦」が好きで、今回もショーン・コネリーが写真でチラッと映るシーンがある。こういうのもファンにはたまらない。

今後もこのインディ・ジョーンズは愛され続ける映画であってほしい。
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