牛猫

スラムドッグスの牛猫のネタバレレビュー・内容・結末

スラムドッグス(2023年製作の映画)
1.8

このレビューはネタバレを含みます

家から遠い場所に捨てられたピュアな犬が、野良犬仲間たちと協力して飼い主に復讐する話。

捨てられた元飼い犬の悲哀と下品ながらキャッチーな復讐が見られそうな予告に惹かれて鑑賞。
コメディなんだろうけど、対象年齢中学生って感じで終始キツかった。マジで一つも笑えなかった。ド直球な下ネタは清々しさを通り越して呆れてしまった。下品なだけじゃなくて汚くて顔を顰めてしまうような場面も多くて食事後の鑑賞には注意が必要。
声優が無駄に豪華なのも痛々しさに拍車をかけている。デニスクエイドの出演も犬映画繋がりなのかしら。

ストーリーがシンプルなお礼参りなのは予告やあらすじから分かってはいたし、結末も予想通りだった。それは全然良いんだけど、それまでの道中も終始下品なだけで、犬の可愛さや魅力が全く伝わってこなかった。監督は犬が好きなのか疑うレベル。CGまるだしの犬の口の動きも不自然で不気味だったし。
犬が毒キノコを食べてトリップしたところのアニメーションは凝っていて画面が少し楽しかった。しかしそこも予告で全て流れていたので予告編で十分。
あと遊園地にいたナレーション犬とシリアルキラーのコンビがブラックで面白かった。犬の視点から見る飼い主のサイコっぷりを描いた作品だったらもう少し興味を惹かれたかも。主人公一行の下品な旅なんかどうでもいいからそっちを観たくなった。
珍しく途中で席を立とうか迷ったくらい不快な場面のオンパレード。なんで劇場公開されたのか不思議なレベルの作品。
サービスデーとはいえお金を払って見るレベルの内容ではなかった。
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