おときち

映画プリキュアオールスターズFのおときちのレビュー・感想・評価

3.9
「プリキュアって何?」


こういう映画にスコアを付けるのもアレですが、コレは面白かった。


オールスターズとしては5年ぶり。
コロナ禍を経て、ミラクルライトも復活。
今回も中学3年生の娘と劇場で鑑賞。ミラクルライトは中学生以下に配布なので娘も貰えて喜んでた。


現在放送中の「ひろがるスカイ!プリキュア」含め直近4作のメンバーが中心。
見知らぬ世界で目を覚ましたそれぞれのメンバーがバラバラに4チームに分かれて、元の世界に戻る手掛かりを求め遠くに見えるお城に向かう、というところから始まる。

それぞれのチームでお城へ向かう道程はドラクエやゼルダのようなRPG感もあり、とっつきやすいかなと思いつつ、ストーリーの全体感としては小さい子たちにはやや難解かな?とも思えた。

大きなテーマの1つとして「プリキュアって何?」という問いに対して、プリキュアってこういうお話ですよ、と自ら定義付け、回答を見せてるのがあると思う。
今年はキュアウィングがいて説得力が増した気もするが、ちょっと自己犠牲的な感じが一瞬あって気になったけど、それは私が考え過ぎなだけだと思う。

タイトルの「F」はいろんな解釈できるだろうな。

上映時間73分で78人のプリキュアが出るので、セリフがないキャラがいるのはしかたないだろう。体感は30分。あっという間に終わった。

後半の怒涛のバトルシーンもすごかった。アベンジャーズかよ、と。
作画やカメラワークも気合い入っていたし、ドラゴンボールとかワンピースなどと見比べても遜色ないのではないか。

朝いちばんの上映回だったけど、ほぼ満席で小さい子供達もたくさんいて、劇場は楽しい雰囲気。
ただ、ミラクルライトは過去作みたいに「さぁここで振って応援しよう!」みたいなきっかけが無かったので、あまり振ってる子がいなかったかな。

もう1回劇場で見たい、テレビ版も映画も過去作全部見直したくなった、という娘の感想が全て。