おときち

アルプススタンドのはしの方のおときちのレビュー・感想・評価

2.7
演劇みたいな映画だな、と思ったら高校生の演劇がベースになっている作品だった。それが悪いなんてことでは決してないけど。

甲子園、高校野球全国大会の一回戦の応援をする、アルプススタンドのまさしく端の方で織りなす高校生の会話劇。
ほぼアルプススタンドの端の方と、コンコースの2のシチュエーションのみで進行。実際に甲子園球場じゃなかったのが残念。。。

グラウンドにいる選手やアルプススタンドの真ん中で応援する吹奏楽部員や応援団だけでなく、学校行事の一環として参加しているような4人。
そんな彼、彼女たちの部活や受験や恋愛や。
やはり高校生生活って、今思えば大変だけど、今思うと楽しかったよなぁ。
別のスポーツだが、やはり高校生の時に全国大会の応援に駆り出されたことがあったけど、私も端の方で応援するタイプだった。無駄に熱い先生や、応援に一生懸命な生徒を見て決してバカにはしなかったけど、「なんだかなぁ」と。


久しぶりの映画鑑賞だったので(Filmarksもほぼ放置になってた)、良くも悪くも拍子抜け。75分という尺が短く感じることはなく、ちょうど良かった。これで90分以上は無理だろうし。


以前、娘が小学生の頃にプロ野球観戦に連れて行ったことがあるのだが、その時もルールは大まかに、ほんとザックリとは分かったみたいだが、「犠牲フライ」だけはどう説明しても「なんで?」って言われたのを思い出した。

最後の場面は全部読めてしまったけど、良い着地点(ってかあれしかないか)だったと思う。