京都アニメーションの劇場版作品を観るたびにいつも思う。「劇場で観たかった」と。これもちゃんと劇場の大きなスクリーンで観て、大きな音で聴きたかった映画。
テレビシリーズの第1期全13話を観終え、そのまま第2期に行っても良かったのだが、第1期の総集編として構成された映画がある、というわけで迷うことなく本作も鑑賞（最近アニメばかりだ…）。
あの13話をよく103分でまとめたな、と。そしてその尺でまとめられたが故の密度がすごいな、と。吹奏楽に打ち込む高校生たちが発するエネルギー満載でちょっと息苦しくなってしまうぐらい濃密。でもそれが良い。
総集編なのでテンポの速さはあるものの、テレビシリーズを観ていない人でも充分に楽しめると思う。
この映画を先に観た人はぜひテレビシリーズも。そうすればより深く楽しめる。そういう楽しみ方もできる。
相変わらずの映像美。ため息が出る。
光、影、風、部室に漂う空気。全て手に取れるような不思議な質感。
演奏シーン、出てる音とブレスや指の動き、手の動きが全部あってる。本当に演奏している。そう見える。すごいと思う（吹奏楽未経験ですが）。どれだけ時間かけてるんだろう。
よしこれで先に進めるぞ。
第2期はもちろん『リズと青い鳥』も観たいんだよー。
