おときち

ストップ・メイキング・センスのおときちのレビュー・感想・評価

4.2
やっと観ることができた『ストップ・メイキング・センス』。
「最高!」とか「かっこいい!」とか子供みたいな感想になってしまうけど、仕方ない。かっこいいんだもの。


「やあ テープを持ってきた」とラジカセとアコギを持って出てきたデヴィッド・バーン。そのままラジカセのプレイボタンを押し「Psycho Killer」を1人で演奏。
もうこの時点でかっこいい。そしてデヴィッド・バーンがちょっとやばい。もうかっこいい。

曲が進むにつれメンバーも増えていくという構成も楽しい。演奏はもちろん照明もかっこいい。
ティナ・ウェイマス(ベース)がなんだか可愛くてついつい目で追ってしまう。トーキング・ヘッズは今でもたまに聴くのだが、トム・トム・クラブは久しぶりに聴いた。やっぱりどちらもいいなぁ。

リズムに合わせてステップを踏み、小刻みに揺れ、ヘンテコダンスを繰り出すデヴィッド・バーン。でも目の奥が笑っていない。それがいい。コーラスの2人との対比がなんだか面白い。みんなでステップ揃えて、ティナは笑ったりするのだけど、ずっと真顔のデヴィッド・バーン。良い。冗談なのかマジなのかわからない。ただ、かっこいいってことだけはわかる。

88分なんてあっという間。ラストの「Crosseyed and Painless」はマジでヤバい。立ち上がって踊りながら観そうになった。

これはBlu-ray買おうか。また観たいな。

あーあ『アメリカン・ユートピア』を劇場に観に行くタイミング逃しちゃったんだよな…。