娘を誘拐された刑事ダニーは強盗のタレコミがあった銀行に急行するも、そこには娘の写真と人を意のままに操る謎の男が…
催眠術を題材にしたベン・アフレック主演のアクションスリラー。ひねりのある展開がコンパクトにまとめられている丁度いい中規模アクションでした。
冒頭5秒から騙されるとの文句の通り、捻りのある展開が続きます。ネタバレになりそうで多くは語れませんが、コロナ禍や予算の問題を逆手に取った構成で、ツッコミどころは多いし深みはないけど90分ちょいのランタイムだからこそ楽しめる絶妙なクオリティです（これ以上長かったら飽きちゃいそう）。
アクションやミステリなどがコンパクトにテンポよく進むものの、随所に予算や時間の制約を感じてしまう虚構の世界観やアクションシークエンス（それもそれでストーリーの一部ではあるのですが）は少し寂しいところ。インセプションみたいにグラグラ世界での格闘アクションを入れたりしても良かったのではないかな～
キャスト的には主演のベン・アフレックはバットマンの時ほどのゴツさはないもののしっかり強そうかつ死んだ目を存分に活かした役どころで良かったし、何より悪役のウィリアム・フィクナーの不気味さと絶対ヤバい奴オーラが最高でした。
よくあるNetflixオリジナル映画くらいのクオリティなので絶賛まではできないですが、興味のある方はネタバレは読まずにぜひ！
追記
パンフレットは文庫本くらいのサイズでオシャレなつくりです。複雑な展開をネタバレ全開で解説してくれているし、監督キャストのインタビューやコラム、監督の過去作の解説などがギッシリ詰まっていて完成度高めで大満足。とはいえ最近はパンフも高いですね、数年前までは700円くらいだったような…
