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SISU/シス 不死身の男のtakumiのレビュー・感想・評価

SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)
4.1
1944年のフィンランド、金脈を掘り当てた老人アアタミはナチスドイツ軍に追われるはめになるが、彼らは知らなかった、老人はかつてロシア人を300人以上殺した伝説の特殊部隊員ということを…

爆風MADエンターテイメントの名に恥じぬ、観終わった後は元気百倍間違いなしの最狂アクション!

舐めてたジジイが強かった!というもはや定番のストーリーですが、そこに一癖どころではない強烈な主人公を配置することで唯一無二の面白さに。くたびれてるけど戦闘能力高いオッサンからしか接種できない栄養素満点です。

主人公は絡んできたナチスをとにかく無言でぶっ殺す!言葉より体とアクションで語る理想的な主人公です。強いは強いんですが、それよりなによりとにかく死なない!撃たれても火だるまになっても首をつられても飛行機にツルハシ一本でぶら下がっても、不屈のメンタル『SISU』がある!

格闘アクションが見づらいのが残念ですが、ツルハシ、ナイフ、地雷、敵の銃器などバラエティ豊かなバイオレンスにお腹いっぱい。囚われの女性達がここぞとばかりの大活躍を魅せる終盤も最高でした。(ちゃんと人数分の銃を用意してくれるアアタミ、好き。)

こういうスゴい作品に出会えるのだから、映画を観るのはやめられないですね。最強ジジイの大活躍、劇場でご覧あれ!

最後に一言。そこで喋るんか!(笑)

追記1
モフモフの犬、死にません!(主演のヨルマ・トンミラの飼い犬だそう…)

追記2
パンフレットは、カッチョいい表紙が最高です。中身もフィンランドの歴史から監督の作品にかける想い、レビュー記事などコンパクトですが作品愛が詰まった内容で必見です。
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