おむぼ

アイドルマスター シャイニーカラーズ 第2章のおむぼのレビュー・感想・評価

3.5
 TVアニメの5〜8話
1章分から5話までがユニットの自己紹介の積み重ねに対して、6〜8話は群集劇だった。

 目標に見えるものがあっけない通過点なのはしびれる展開で、若さをすり減らして以降のほうが長いであろう人生の中ではしょせん日常の連続の1コマに過ぎないと思えるのが良いところか。
そんな時、好青年で青臭く見えるプロデューサーがやはり大人の責任者であり、保険とも言える施策を用意していて意外としたたかなようにも捉えられるのがおもしろい。
原作ゲームプレイ済み…という無粋な視点だと進行上、目標を達成できることが当たり前になってしまっているため、単なるゲームシナリオの焼き直しには収まらないようになっているのも良い。

 アイドルたち自らでグランプリへの挑戦の記録映像を残すくだりで、スマホカメラを通した補正された手ブレやズームイン・アウトのあるPOV映像をアニメで表現していた自然さが良かった。3DCGだからカメラの動きを作れるしやりやすかった工夫とも思う。

 あるな〜と思えて笑えたのは、8話の打ち入りパーティのシーン、事務所社長から差し入れされた妙に大きいマカロンのタワーに、宴もたけなわになって雑談のネタついでにようやく1人手を付ける現象がさりげなく映されていたところ。
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