『SAND LAND 』
製作年 2023年。上映時間 106分。
鳥山明が2000年に手がけた名作コミック『SAND LAND』をアニメーション映画化。
声優陣は『小林さんちのメイドラゴン』の田村睦心がベルゼブブ、ジェイソン・ステイサムの吹き替えなどを務める山路和弘がラオ、『ONE PIECE』シリーズのチョーがシーフを担当。
アニメーション製作は『機動戦士ガンダム』で知られるサンライズ（バンダイナムコフィルムワークス）を中心に神風動画とANIMAが加わり、『COCOLORS』の横嶋俊久が監督を務める。

魔物も人間も水不足に苦しんでいる砂漠の世界・サンドランド。
悪魔の王サタンの息子で『極悪の悪魔』を自称しているが少年のように純粋な心を持つ王子ベルゼブブは、盗みが得意で物知りなお目付け役の魔物シーフや正義感の強い人間の保安官ラオとともに、広い砂漠のどこかにあるという『幻の泉』を探す旅に出る。

鳥山明は愛らしいキャラを生み出すことにかけては日本随一やと個人的には思てますし、大好きな漫画家の一人です。
彼の優れたキャラデザイン、解剖学の卓越した把握力、格闘の振り付け、間抜けで知的な緩急自在ユーモアの組み合わせなどなど、様々な理由から彼の作品群に惹かれる。
『週刊少年ジャンプ』に連載してるのは知ってたし、パラパラとは見たことがあっても鳥山明の他の作品よりは、劣ったモノだとなんとなく見下していた。
しかし、今となってはこれが現代の古典であることは明らかかな。
正直、原作はオッサンからしたら深みの面ではもろ手を挙げ褒め称えは難しいですが、ストーリーは面白く、猛スピードで進んでいく。
とは云え、短時間で読めるわけではない。
魔物が貨物トラックから水を盗んだり、砂漠でモンスターを追いかけたり、運転教習を受けたり、ペテン師と戦ったり、戦車で戦ったり、白兵戦を繰り広げたり、軍事的陰謀を企てたりする。
つまり、楽しい漫画を描いて、読者も楽しんでほしいということに焦点が当てられているため、深みはあまりない。
そんな原作をもつ今作品。
今作品の舞台は黙示録後の世界。
サンド・ランドでは、人間の保安官ラオ、悪魔の王子ベルゼブブ、そして仲間の悪魔シーフが活躍する。
盗まれた水槽の中で、3人は人間にも悪魔にも世界を変える可能性のある水源を探す。
ラオ、ベルゼブブ、シーフにとって不運なことに、サンドランドの人間の王は自分たちのためにすべての水を欲しがり、ヒーローたちが自分たちの民を救うのを阻止するためなら何でもする。
その筋書きは単純に見えるかもしれないし、実際そうなんやけど、せやからと云ってサンドランドが頭でっかちというわけではない。
ビジュアル面では、3Dアニメーションと2Dアニメーションをシームレスに融合させ、鳥山明のアートワークを見事に捉えた独特のルックを作り出している。
音楽、アニメーション、アートデザインのすべてが、観客を歓喜の渦に巻き込む重要な場面で一体となる。
今作品と登場人物には鳥山ワールドの魅力的なオーラが漂っている。
アクションシーンも少なからずあるが、サンドランドの最高の瞬間はすべて、3人の中心人物を成長させることにある。
悪魔の王子ベルゼブブはこのシリーズ(なることを想定して)の顔かもしれないが、物語の核心と頭脳はラオにある。
40年以上前の戦争体験に憑りつかれたラオは、鳥山ファンが慣れ親しんできた主人公とは異なるタイプの人物かな(個人的に思てるだけこもしれないが)。
ラオは戦争での殺人の経験によって人が変わってしまったので、『サンドランド』の時点では、彼は他の命を奪わないことに専念している。
そのため、ラオは相手を倒すために殺傷能力のないあらゆる方法を考え、映画のアクションシーンにパズルのような要素を与えている。
これを見ると、『ラオ』に鳥山自身の『ドラゴンボール』での経験がどれだけ反映されているのだろうかと考えたくなる。
現在68歳の鳥山明のアクション漫画を描いてきたキャリアの次の大プロジェクトが、彼の最も有名なシリーズをほとんど完全に覆すものだったことは、それを物語っている(好みか否かは見る方によるが)。
戦いに明け暮れるサイヤ人とはかけ離れたラオは、誰も傷つけずに仲間を助けたいと願うただの老人。
ラオがドラゴンボール後の鳥山の疲弊を反映しているとすれば、ベルゼブブはその裏返しと云える。
ベルゼブブは、自分がサンドランドの悪鬼であることを主張しているが、彼には純粋な心と明るい目の楽観主義があり、それが果てしなく愛おしい。
ラオとベルゼブブの関係ほど、鳥山作品の愛すべき精神をよく表しているものはない。
サンドランドに欠点があるとすれば、重要な女性キャラがまったく出てこないことかな。
ドラゴンボールにおける鳥山の女性の書き方の当たり外れを考えると、これは最善だったのかもしれないが、それでも注目すべきは、名前のある女性キャラがたった一人しか出てこないことで、彼女はスクリーンにすら登場しない。　　
一部の視聴者にとっては全く問題ではないかもしれないが、女性がこの面白さに参加できないのは本当に残念かな。
ドラゴンボールの遺産を否定することはできないが、『サンドランド』の方が最終的にタイトでよくまとまっている。
原作の漫画と同じように、映画『サンドランド』は無駄のないストーリーで、要点を端的に伝えていたし個人的には面白かったです。
鳥山明の偉大な功績として、この漫画の遺産を確固たるものにした作品と云えるかな。

るいさん！私も観にいきましたよ！

ドラゴンボールの鳥山明原作の作品。
昔マンガでちょっとだけ読んだことあるんだけど内容忘れてたんだけど観にいきたくて行ってきました✨

めっちゃ良かったです😭😭

人間も魔物も水不足で大変な砂漠の世界で悪魔のサタン👿の息子のベルゼブブと保安官ラオと魔物のシーフの3人で幻の泉を救う旅にでるお話。

ワクワクして目をキラキラさせて観てました✨ストーリーもしっかりしててわかりやすくすごい良かった✨

鳥山明はやっぱりすごいなぁ👏👏


今日はジブリ展に行ったし、映画の半券でオレンジピッコロのフィギュアもGET😍


アニメ尽くしの1日でした😊

ジブリ展で垂れ乳の神のグッズ欲しかったけど無くて残念🥲

• #はるか劇場鑑賞

　濃い～濃い～鳥山明先生濃縮ド１００％作品なので、とても楽しみにしてた作品だったので、朝イチ７時過ぎの上映時間でみてきました。

作品が、生まれ、２０２３年動く映像がやっとみれた！
この作品、オススメ理由は・・・・・

鳥山明先生が、
好みを優先してしまった！

圧倒的完成度！

ドラゴンボール連載終了後の短期集中連載！

最後のつもりで書き上げた！

今の自分を出し切った作品！

コミックス１巻の名作！

アシスタント無しで、すべて一人だけでよく描いた！
（『マジかよ！スゴー』と心の声）

↑どうです！これだけ聞いたら、みたくなりませんか？
私は、魅力感じて映画館へGoする事に🎵


ストーリーは、
魔物と人間が共存する世界。
水不足の砂漠サンドランド。全身ピンクの悪魔の王子・主人公は、御付きのじいさんの魔物と、人間の保安官と、幻の泉を探す危険な旅に出る・・・・・が前半ザックリストーリーです。


人間の保安官の意外な過去が、後半解りますが、その展開も面白い！
悪魔の王子の可愛いキャラ、個々の魔物も、鳥山明アニメらしい🎵お子様にもオススメできる、個性強い、面白、可愛いキャラクターばかりです。
あと、なんと言っても、乗り物の精密感が凄い。
ここまで細かく描き、キャラクターが、乗り物を操作する動きも細かく描かれてます。

夏休みオススメアニメーション映画の１つです。