このレビューはネタバレを含みます
いまさらヴェンダーズ?とか、外国人監督が日本を舞台に撮る作品ってイマイチじゃない?などと、捻くれた偏見を持っていた自分を激しく叱ってやりたい。文句なしの傑作!10段階の10😆!
アコギをバックに石川さゆりの生歌が聴けるだけで、もうすでに有難い。
同じようで全然違う毎日。むしろ同じ日、同じ時間など一瞬たりとも無い。それは木漏れ日の煌めきと同じということなんやね😭
前半はタカシのキャラが若干うざくて気持ちがトーンダウンしてたんやけど、姪っ子のニコが登場した辺りから、どんどんエモさが増していった。平山とニコの関係性がすごく良かったです。
終盤、平山と友山のイケおじ2人が揃ったにも関わらず、あんなにダサい喫煙シーン(ゲホッゲホッ)は初めて見たかも😆でもそこから、ビールで乾杯〜影踏みに至るくだりは、本作のハイライトとも言えるエモすぎる名シーンでした😭
車内でカセットテープをガシャンと入れる感覚も懐かしいし、そこで毎回流れる音楽が、いかにもこの世代のオジさんが好きそうな選曲で、絶妙でした。
そんな中、ラストでニーナ・シモンの歌声が流れてきた瞬間は震えた。あのラストシーンの余韻も含めて、大好きな1本になりました👏👏