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恋の大冒険のmingoのレビュー・感想・評価

恋の大冒険(1970年製作の映画)
4.0
映画ももちろん良かったのだが、何より羽仁進とピンキー(監督と主演)が48年のときを超え、本作について語り合うという事実がやばすぎて渋谷のエロスの真ん中に君臨する映画ビルが沈んだ。和田誠中である(麻雀放浪記キッドナップブルース真夜中までのポスターは家宝)僕的にはカバのセルアニメを劇場で観れただけで感無量である。「初恋・時獄篇」との和田誠タッグも「彼女と彼」の久里洋二タッグも良いんだけど、羽仁作品には和田誠がベター。そしていずみたくの映画界いやCM、アニメ、クリエイト界隈に影響を与えた隠れた音楽家であるのは言うまでもなく、本作のパワフルでエネルギッシュな完全オリジナルのミュージカルの世界観をつくりあげた貢献度はバリ高い。サウンドトラック欲しすぎる。ピンキーの生歌は人生の経験値として胸にしまっておきたい。そして「愛奴」に引き続き、植草甚一が出てるのもあつすぎる。
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