スワット

ペナルティループのスワットのレビュー・感想・評価

ペナルティループ(2024年製作の映画)
3.1
2024年劇場鑑賞38本目
荒木伸二監督・脚本によるオリジナル作品。
若葉竜也、伊勢谷友介・山下リオ等出演のタイムループを題材にした今作。

予告やポスターデザイン等からいつものタイムループ物に新たなエッセンスとして自分以外の人間も記憶を引き継ぐという今までにない要素が加わり、新たなループ物が開幕するのではとワクワクさせられましたが…

ボウリングのシーンまではめちゃくちゃワクワクして鑑賞していました笑
復讐に嫌気がさした、ウンザリした岩森が溝口とただボウリングをする構図にどこか異質な雰囲気を感じ、絵としても面白いな〜と今後の展開に胸を躍らせます。
友情でもないと思いますが、彼ら2人にしか成し得ない関係性を感じとりました。多分僕には一切体験出来ない感覚なのだろうなと。
何となく囚人と看守の様な関係にも見えますね。

結構序盤でどうしてこの様な環境になっているのかのネタバラシがされますが…
何となく想像はしていましたが、VRを使用した被害者支援制度とな…正直そこら辺から冷めてしまったかも…
個人的にはそう言った外的要因を広げるより、岩森・溝口・砂原の内的要因を突き詰めてもらった方が楽しめたかもしれません…
しかもどちらの要素も中途半端に説明してくるのでこちらの想像力や考察も広がりを見せれないです。
どうも惜しいなーという印象のまま終わってしまいました。

岩森と溝口が手を組んで、VR世界の中で反旗を翻すぐらいのめちゃくちゃ感があっても良かったかな笑

また若葉さんはスルメ俳優というか、実際の人物像もヤバい人なんじゃないかと思わせるぐらいの狂気的な演技や不気味な表情を見せてくれるので今後も追っていきたいと思わせてくれました。
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