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陰陽師0のスワットのレビュー・感想・評価

陰陽師0(2024年製作の映画)
3.1
2024年劇場鑑賞44本目 
夢枕獏の小説『陰陽師』シリーズを『アンフェア』の佐藤嗣麻子が実写映画化。

主演の安倍晴明には山崎賢人、染谷将太、奈緒、安藤政信、北村一輝、國村隼と錚々たる面子。

期待値高すぎた問題ですかね?
1作目のインパクトとしては、並ぐらいの感覚。
今年公開される『キングダム』シリーズが実写最終作な雰囲気がプンプンするので、それに変わる山崎賢人実写作品シリーズとして期待していたのですが…
陰陽道の世界観ではあるので、VFXやCG演出が多めになることは理解できるのですが、あんまりこの作品とマッチしてない様に感じます。
正直CGシーンになると冷めてしまいます…
クライマックスの炎龍と水龍も盛り上がる場面ではあるのですが…
エンドロールを観ていて、白組の文字が出てきた時あぁ〜だからかと。
個人的に白組のVFX演出は良い時と悪い時があると思ってますが、今回は悪い方に作用している気がします。
ゴジラの時は全然気にならなかったのに笑

多分服飾やロケーションはリアルで完成されているからこそ、CGやVFXが浮いている様に見えたのかも。
博雅と徽子女王が精神と時の部屋みたいなところで邂逅するシーンとか観ててきつかった。
せっかくここまで雰囲気作り上げたのに、長回しのシーンで背景全部CGはもったいない。

晴明のキャラ造形は好きです。自分が本物の陰陽師であるからこそ、他はすべてまやかしと言い切ってしまう大胆不敵な発言とか大好き。
いいぞ、もっと言ってやれと思ってました。

博雅と徽子女王の大人の恋愛映画の側面もありましたね。
とにかく色々な要素を入れ込んだエンタメ映画としては楽しめたかなぁ。
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