スワット

ソウルフル・ワールドのスワットのレビュー・感想・評価

ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)
3.9
2024年劇場鑑賞45本目
2020年に劇場公開予定だったが、新型コロナウイルスの影響を受けて、配信のみでの公開となった本作が遂に劇場で公開。

監督はピート・ドクター、ピクサー長編アニメーションとしては23作目。

ピート・ドクターの『インサイドヘッド2』が今夏公開の為、同監督のこちらの作品も劇場で公開されたことに感謝です。
当時も気になるなぁ〜と思いながらも、配信のみでの公開になり、残念ながら今まで鑑賞出来ていませんでした。

とにかく劇場で観れて良かった!
ソウルの世界と大音量で体験出来るJAZZの世界に酔いしれてしまいました。
まだ自分の人生を回顧するには早すぎる年齢かなと思っていましたが、ジョーの様に夢半ばで生が終わってしまう可能性があることを考えれば早すぎることはないのかなと。

人間誰しもが思う、死んでからもう一度自分の人生をやり直したい、あぁしたい、こうしたいというセンシティブな気持ちをソウルの世界を通すことでポップにコミカルに描いているのが印象的。
性格の割り振りなんかも、工場の流れ作業の様に決まっていく様子なんかは面白い。
この世界に神がいるなら本当にあんな感じで一人一人の個性や性格が決まっている気がしちゃいます。

ジョーと22番の物語であるので、ソウルの世界を詳しく語られないのは少し残念。ゾーンの話とか好奇心そそられます。
ムーンウィンド一行のお話とかも気になって、あの世界を中心に描く物語も観てみたい。

この映画の様に綺麗事だけで自分の人生を生きていけないのがリアルなのですが、少しの時間だけでもそんな雑念を拭い去って背中を押してくれる作品。

ジョーの吹替がハマケンさんだった事に大分驚きました。後、川栄さんも。
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