昔こんな事を思っていた。
「もし日本に徴兵制が出来たらサバゲーのプレイヤーを率先して徴兵してもらって最前線で活躍させれば良いだろう」
とは言ってもゲームとリアルが異なるのは当たり前。サバゲーがどんなに上手く立って生死が隣り合わせの戦場に行けば何も出来ません。同時にリアルとゲームも異なるもので、超一流のF1ドライバーもシムレース大会では良い結果を出せないという事です。確か何とかってドライバーはシムレース世界大会では最高5位だったとか。しかも1位との差は26秒という大敗らしいです。
なので私は当初はこの映画もアメリカンドリームの作話だと思っていましたがGTアカデミーもヤンマーデンボローも実在するんですね！シムレーサーがプロとして活躍なんて実際とんでもない事ですよね！とち狂ったプロジェクトだと思いきや結果が出てるんだから、もしかしたらサバゲープロも戦場で活躍できるのかも…
監督はニールブロンカンプ。「第9地区」の変化球映画で私たちを魅了させてくれましたが、その後の「エリジウム」「チャッピー」の王道的な作り方がウケなくて失速。その次「デモニック」なんかはもう目も当てられないスーパーな駄作となってました。現在「第10地区」の制作が進められているそうですが、このままブロンカンプに監督させて大丈夫か？と思った時の本作。
いやぁ〜めっちゃ面白かったです😊
私グランツーリスモ初代の世代ではあるんですがレースゲームはマリオカートとチョロQしかやった事ありません。あんなハンドル型のコントローラーも無かった時代です。グランツーって今7まであるんでしょ？Youtubeで実況観たけど凄いクオリティですよね。
あ、ちなみに私は車に全く興味ないです。
レースシーンもゲーム感覚があって迫力があったのですが、それよりもヤンとジャックの師弟関係から芽生える友情がとても良かったですね。あと父親が息子を理解して行く過程とかもね。変に恋愛ロマンスとかライバルとのうんちゃらってのをくどく盛り込まないで「車」を主軸とした物語である事がとても好感がもてました。もしかしたら日産とかSONYからそういう注文があったのかも。
でも日本発祥のグランツーリスモが今やこんなに世界的なプロジェクトになっているなんて少し嬉しいですよね。
正直ヤンマーデンボローの伝記映画に無理矢理グランツーリスモをくっつけた感はありますが、そもそもグランツーリスモというゲームの映画化なんて製作者はハナから思ってないのかも。アメリカの興行は不発っぽいけど日本で人気だったのは、やっぱりグランツーリスモという名前が世代を超えて認知されているからなのかな？そして誰かもグランツーリスモ一度はプレイして熱狂したからなのかな？
