10円様

ジョン・ウィック:コンセクエンスの10円様のレビュー・感想・評価

3.7
 Netflix、配信早くて助かります😊
 ベビわる2の後はやっぱりこれですね。たぶん多くの方がチャレンジしてる伊澤沙織さんを探せ!中々見つけ出せなかった…
 と思ったらやっぱりアキラのスタントダブルとしての参加だったようですね。でも何と当初はアキラ役としてカメラテストも受けていたとの事。最終的には役は貰えなかったんですが、キャリアとしては凄い良いステップアップだったのではないでしょうか?配役まで行けなかったのは言語の壁なのかなぁと思ってしまいますが、これ程のアクションをできる人は世界に通用しますね。
 伊澤沙織も「出演!」って宣伝されていたからXで訂正していましたね。

 まあ今回もヘンテコ日本が描かれています。ここまでくると独特の世界で、逆にカッコ良いですよね。銃に対して弓矢で挑んだり、いきなり力士が張り手で突撃してきたり(速攻銃殺されたけど)と色物感が溢れて強そうじゃない…ってか戦闘を舐めてるのか?って思ってしまいます💦
 ただこの伝統をサイバー化した世界ってのはどことなく目に優しいってところもあり、外国人には受け入れ易いのかもしれません。それに物質的な派手と対となって脆さってのもあります。例えば障子や襖が破れたり倒れたりするよりも、ガラスがガシャーン!と割れた方が「破壊」を演出できるように。

 まあこれはヘンテコ日本を語る映画ではないのでこのくらいにします。

 今回もねぇ〜ガンガン人を殺しまくってますよね〜。私、このシリーズで良いと思ってるのは人が中々死なない所があるんですよね。普通のアクション映画なら銃弾一発につき一殺のところ、ここではそれが無いんですよね。なので人を殺す時は何発か撃ち、最後に頭を撃つか首を切るかして止めをさす。1人の人間を殺すのに何アクションかあるんですよね。そして当のジョンウィックはボロボロの状態です。ドニーイェン先生演じるケインはスマートに人殺しをしてます。これが良くあるアクション映画の主人公ですが、ジョンはその逆です。そこがリアルっぽいし、ジョンの不運さをしっかりと表していますよね。
 近年のアクション映画ってのはスタイリッシュさが全面に押し出されていますが、ダイハード然りランボー然り、アクション映画の基盤ってのは泥臭さだと思うんですよね。ボコボコに殴られて満身創痍の主人公がそれでも敵に勝つっていうね。アメリカンドリームみたいなもの。現代のアメリカンドリームはまたちょっと違うのかなぁ。

 何となくこれで完結したような感じではありますが、次作があれば期待します😊
 でもその前にスピンオフのバレリーナだ!
ん?バレリーナって誰だ?
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