スカポンタンバイク

ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人のスカポンタンバイクのレビュー・感想・評価

3.8
面白かったが、
映画としては、まぁ普通という印象。

フランス革命のイメージがベルばらしかない筆者としては、ジャンヌ・デュ・バリーを主役として描くとこうなるのか、みたいな所は面白かった。ベルばらではアントワネットが奇しくも嫌味なジャンヌに屈してお言葉をかけたみたいな感じだったので、「あ、解釈で印象がこうも変わるんだなぁ」としみじみ思った。
これは良くも悪くもなのだが、その時々の状況解説がナレーション入るので歴史の流れは分かりやすい。ただ、分かりやすさを解説に託してるってのは、映画としては雑だし、くどいと感じる部分でもあった。
あと、この映画はマイウェンとジョニー・デップを売りにしてるが、一番の儲け役はバンジャマン・ラヴェルネのラ・ボルドでしょう。彼の仏頂面で真面目な所から溢れる可愛さと素直さが終始楽しい。

歴史ものとしては堅実に作ってる映画でしたね。ジョニーデップ復帰作としても、一見の価値ありかと思います。