アネモネ

哀れなるものたちのアネモネのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
4.7
監督・キャスト・衣装・音楽、他も全部ぜーんふ最高
鑑賞中、瞬きするのももったいない!
そしていつか、つっこみ上映したいです。
その玉なんなの、お願いだから教えて
子供の無邪気さの極致!
あ、それ覚えちゃいましたかー
はいはい、こういう男いるよな
逆に振り回されてる事に気付けバーカ
それは確かにお金を稼ぐ手段ではあるかもしれないが…
てか、まだ居たのかよ!
まさかのお前が1番最悪なんかーい
などなど、挙げてたらきりがないっす。

監督定番、「何か」のアップで始まる物語。
屋内や屋外の造形と衣装が、仮想空間に紛れこんだワクワクがあり、どこかのアトラクションのような夢の世界のようでもあるし、昔あったお台場の商業施設のウソ空のように滑稽にも見える不思議。
観客はベラと同じように外の世界に心が躍り、傷つき様々な経験をしていく。
と感じたのは私だけ?
私には自分に素直に成長するベラが羨ましかったんです。
けれど育った環境、というか家庭環境からは変われないのでしょうか?
他の人の最後の感想が聞きたいです。
原作を読んでないけど、私は最後に少し虚しさを感じて悲しかったです。
前向き目線の感想が知りたい。
とは言いつつも時間が経つと残る気持ちは
孤独寂しさ愛されたいが昇華されたような
求めるだけのものから、他者を知り愛する人へ想いを伝えられるようになって、自分の生き方をみつけたベラが羨ましい
そんな余韻が後を引いています。
エンドロールの、まるで絵画を観ているような感覚が「これは物語です」と言われているようにも思えたし、なんとも不思議な気分。




あの衣装が似合って、あの役を演じ切ったエマ・ストーンとマーク・ラファロの怪演を観るだけでも価値あり!
もう一観ても、私は瞬きもせず口開いたまま観ると思う。
アネモネ

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