でしょうかな

絞殺魔のでしょうかなのレビュー・感想・評価

絞殺魔(1968年製作の映画)
3.8
60年代、ボストンの街を絞殺魔が襲った。警察は老女に始まり若い女性も次々と絞め殺す狂人をなかなか捕らえられずにいた。そんな中、デサルボという男がアパートの部屋に侵入しようとして逮捕された。

本作は、ボストン絞殺魔のノンフィクションを下敷きに、事件発生から数年で制作された。前半の画面分割で同時進行が表現される演出や、後半の混乱したデサルボの心理描写、静かで重厚なストーリー展開といいサスペンス映画としては面白い作品だと思う。特に、ラストで個人的評価は爆上げである。ただ、本作は実話として発表され登場人物の多くが実名だが、内容には脚色や未確定事項の断定(特にデサルボ周り)が多く、手放しでは褒められる作品でないことも念頭に入れておくべきだろう。
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