監督のギャレス•エドワーズはとても良い人で、人間への愛、日本文化への愛に満ち溢れた人なんだろうな、っていうのが映画から伝わってきました。
という意味で非の打ち所がない映画です、色々設定とかストーリーで無理があると感じる人が多いかもしれないけどこういう厚意には厚意で返さねばと思います。
画面デザイン、日本映画へのリスペクト、アジアの言葉、文化や宗教へのリスペクトとアジアの人々への優しさ、西欧とアジアの関係性の再定義などなど、まずは日本やアジアをこんな風に思ってくれててありがとうギャレスさん、って思います。
あと真面目な話、他の数多くのヒーローものやシリーズもののSFの意匠に飽きてるところがあると思うんだけど、そこは本作はオリジナルな世界観が新鮮です。
そして主演のワシントン。TENETの時から思ってたんだけど、彼はヘルメットをかぶった場面でのトランシーバー通話みたいな時の「声」がカッコ良いんです。アダムドライバーのカイロレンもヘルメットかぶった時の声がかっこいいですよね、あれみたいなものなんですけど、ギャレス監督もそこに気づいたのでしょう、今回もそこの見せ場を作ってくれていたので言う事なしの4点です。
