カウリスマキ監督の作品、そんなに一生懸命見なくても済むところが良いです。
この映画は夫婦が苦境を乗り越える姿を描いてます。
序盤はまだまだイケてた頃。ふざけて撮ったかコントなのか?みたいな笑っちゃうくらいの雰囲気。
路面電車の運転手の夫と一緒に運転席すぐ後ろで風を切って乗ってる妻。路面電車でタイタニックみたいなカッコつけ。
中盤はどんどん悪いことが起きてくる。失業、詐欺的なこと。もうやめてくれーって思わされる。なんとなく自分の身に起きてもおかしくないような身につまされる事ばかりだから。
終盤は好転してレストランを開業、お客さんもたくさん来そう。
誰の身に起きてもおかしくないような序盤から中盤のきつさ。終盤みたいな展開になると良いよなあって思って、最後にかかるのはケセラセラ〜に似た感じの気持ちが軽くなる曲。