先日見た「ミークスカットオフ」が素敵な映画だったので気になり出したケリー・ライカールト監督の作品。
こちらも静かに物語るスタイルがとても心地よい。
登場人物のしぐさや表情、特に何かしているわけでもない動作、日常の作業に語らせる。見ている我々は言葉にならないところから心情、考えを受け取るのです、が、それは発せられた言葉以上に雄弁と思えるし、そもそも会話も少なく、会話シーンで語られる言葉は本心でもないケースが多く感じます。
写っている風景も基本的には自然の中が多いです。が、その分たまに登場する人工物が持つ意味や味がやけに強調されますね。最後のアウトドアショップなんなんだ?とか、ダコたんが働いてたスパとかやけにリアリティを感じます。画はどのシーンもかっこいいです。
ということでまたもやとても素敵な映画でした。ライカールト監督すごい!