『PLAN 75』に匹敵する胸糞映画…『PLAN 75』はまだ希望があるけど、こっちは本当にもうどん底まで落とされちゃった。もうなんてレビュー書いたらいいかわからなくて、ずーっと寝かせてた。
我々の記憶にも新しい事件を、そのまま直接的に描いてて、色々綺麗事言うけどこれが現実です、って言って突きつけられてる感じがして、ぐうの音も出ないな。
さとくんの基準は「心がない=人間じゃない」だったけど、入所者に平気で虐待できる同僚たちの事は、「心がない」とは思わなかったんだろうか…。傍観して、何もしないでいる私たちも「心がない」のかもしれないな。あんな場所にいて心が健康に保たれるわけがない、一概に犯人を責められないように感じてくるのが怖いよなぁ…。
磯村勇斗もオダギリジョーも、一体どれだけの心持ちでそれぞれの役に臨んだんだろう。役者ってすごいな…。
