あんがすざろっく

劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦のあんがすざろっくのレビュー・感想・評価

4.1
一週間前辺りから、娘がソワソワと落ち着かない。

劇場で映画を観るという行動に後ろ向きな娘だけど、今回はうちの家族で一番この日が来るのを待ち望んでいたんじゃないかな。



春の高校バレー全国大会、烏野高校は稲荷崎高校を制し、3回戦へ進出。
立ちはだかるのは、東京代表、音駒高校。
練習試合で渡り合ってきた因縁のライバル、初めての公式戦。
もう一回がないゴミ捨て場の決戦が、いよいよ幕を開ける。




初めて観る、スクリーンでのハイキュー。
原作でも人気の高い、対音駒戦。

今までの劇場版はアニメシリーズの総集編の意味合いが強かったけど、今回はアニメ新作。

やっぱり迫力が違う。
ボールが上がり、繋がり、打ち返す。
そのスピード感。

そして、音駒の「脳」、研磨は一筋縄ではいかない。
烏野はその攻撃を封じられ、ジワジワと日向を鳥籠へと閉じ込めていく…。




観終わった後の娘の高揚感といったら😆
奥さんと娘は、早くも2回目の鑑賞を画策していました。
確かに僕も楽しめました。
ただ、娘や奥さんとの間に、微妙に温度差がある。
まぁ息子は「ポケモン命‼️」なので、それ程でもなかったのかな、と思いますが。


その温度感の差は、理由があって。

もうちょっと、満遍なく描けてくれていれば良かったなぁ、という気がするのです。

日向や影山、ツッキーやのやっさんは、確かにちゃんと活躍していました。

しかし、他のメンバーは?
台詞をほとんど喋らない人もいたし。
忠だって、ちゃんと活躍したのに。
一番は、鳥飼コーチかな。
作品通して、コーチのあの怒鳴り声が聞こえないということが、ずっと違和感になって残ってしまいました。
声優さんが変わってしまったというのもあるのかな…。



レビューをすぐに書けなかったから、一晩考えて、ふと思ったんです。

それって、意図的だったんじゃない?

今回の劇場版、メインに描かれているのは、明らかに研磨であり、黒尾であり、音駒高校なんです。
音駒を主役にそえたということは、相手が烏野高校になる、という逆転が起きる。

シリーズの主役は、勿論日向や烏野高校のメンバーです。
だけど今までもそうであったように、相手高のバックボーンやドラマもちゃんと描かれて来ていました。
テレビシリーズは時間を沢山割けるから、じっくり描けます。

しかし、今回は、相手高(烏野)を描く必要がない。
今まで、ずっと烏野の姿をみんな追ってきているんですから。

ペース配分を考えたら、音駒のドラマを描けば、烏野はこの位になるのかも知れない。
だから、極力烏野パートを削ったんですね。
至極納得。

それでも、やっぱり個人的にはもうちょっと…(贅沢な要求😅)


「手は前って言ったでしょ、ノブカツ君」
これをちゃんと拾ってくれてるのが嬉しかった😆

主題歌となるSPYAIRの「オレンジ」は、エンディングで聴くと、また一味違っていいですね👍

何だかんだ言っても、ハイキュー好きなので、満足です。
2回目鑑賞確定なんで😁、次観る時はそれを頭に入れて見直そうと思います‼️

水を差すのも嫌だから、奥さんや娘には僕の感想は言えないですけどね😓


「楽しい…」
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