ドラマを録画していたのを一気に観てしまうぐらい面白くて続きが気になったので映画館へ観に行ってきました。
原作の漫画も面白そうだったんですが敢えて原作未読でドラマ・映画と観たんですが、原作を読みたくなるぐらい面白かったです。
ドラマがヒットしたから映画化じゃなくて、ドラマの放送前に映画化が決まっていたのも本作が面白くなった理由だと思います。視聴率を無視して映画化する事を決めた企画が良かったと思います。
ドラマからの感想にもなってしまいますが娘が半グレと付き合っていてその半グレ彼氏からDVを受けていて更に生命の危険に脅かされる事を知った父親が半グレ彼氏を殺す所から始まるストーリー。僕はこういうのが好きです。
破滅に向かう道を抗って戦いながら更に破滅に加速していく。面白いストーリーです。
ドラマからの映画を一気に観れたのも良かったです。どうせなら一気に観たいと思って映画の公開まで録画していたドラマを見ないでおいたんです。それが正解でした。
お父さん一人で戦うのではなくてお母さんも共犯なのが本作のポイントです。
一人で家族に内緒で戦うと行動に制限がかかる。それならば娘を守る為に夫婦で半グレや暴力団と戦う構図にした事が面白いです。
主人公・鳥栖哲雄の佐々木蔵之介さんは正義にも悪にもなれる役者さんですよね。ヤクザとかそういう悪じゃなくて殺人犯みたいな悪役も似合うし刑事や弁護士、検察官なども似合います。役柄に幅があるのでストーリーもどう転ぶのか？分からないんです。これが福山雅治さんとか木村拓哉さん、堺雅人さん、阿部寛さんだと善のイメージが強い。佐々木蔵之介さんだから本作が面白くなってるんだと思います。
齋藤飛鳥さんも乃木坂46はアイドルのイメージが本作でも強いんですけど、そこから脱却しようと頑張ったんだろうなって思いました。
彼女が演じた鳥栖零花が感極まって涙を流すシーン。長回しで難しいシーンでしたが絶妙なタイミングで涙を流すのが凄く健気に感じました。女優さんとしても頑張って欲しいです。
唯一、あんまりだったのは暴力団のトップを演じた津田健次郎。ヤクザ訳が似合わなくて終始、すべってた。最近、売り出しの俳優さんなのは分かるけど、似合わない役はやらない方が良いです。その部下の音尾琢真さんの方が迫力がありましたし、役にあってました。
続きが気になるから漫画も読んでみたいと思います。
