超能力隠して生きてきたのに やっぱ使うよねー。

で、2つの組織から追われる。

どっちが敵なんか ややこしかった。

Amazon Primeオリジナル作品です。まだまだマイナーな部類だと思います。ジャンルはSFとありますがどちらかというとアクションよりで、超能力者同士のバトルがメインです。

スリラー要素は、正直そこまでは無く、やはりアクション作品と呼ぶ方がしっくりきます。（ジャケットもアクションといって差し支えない構図で、作品もこのような雰囲気です）

特殊能力を持つ主人公が、うっかり人前でその能力をさらしてしまい、謎の組織から追われる身になる、という内容です。特殊能力故に、目立たぬよう暮らしていたのに、ふとしたきっかけでその日常が崩れる、という、悪くいうとよくありがちな内容です。

主人公の能力は、人に幻影を見せることができる、というものですが、自分だけと思いきや、他にも同じような能力を持った人物が登場したり、謎の組織が執拗に追ってきたりなど、このあたりもよくある感じの設定で、作品自体は凝ったストーリーではないですが、個人的には本作はそこまでつまらないというのはなく、どちらかというと悪くない印象です。

敵役として、謎の能力者（主人公と同じような能力）、謎の組織（こちらは文字通り組織化されており集団）の2つがあり、主人公はそれらに追われることになります。

ストーリーが進むにつれて、双方が敵になったり、味方になったりするので、誰が本当の敵なのかが最後まではっきりせず、それが本作の見どころの一つ、といっても差し支えないです。

また、能力使用時の、目が白くなったり、緑色になったりは普通でないことのアピール（能力を使っている自己主張）として、分かりやすいビジュアルでしたが、まあまあのインパクトがあり、若干ホラーチックな見た目です。（記憶に残る、という意味では製作陣の狙い通りかも）

ただ、やはりマイナーな部類からは抜け出せないというのは、すでに公開から2年経過なのに、レビュー数が600未満という少なさが物語っており、内容もそこまで凝ってはいないので、世間的な評価に対しては、察するものはあります。

なお、なにか特徴のある作品か、というと、正直それがないので、マイナーな域を超えるのは難しいと言わざるを得ないですが、最低限はクリアしており、能力者という言葉でピンときた方にはおススメです。

父と暮らす。超能力を使い日々を暮らす。しかし、その能力が人目に晒された事で、何故か秘密機関から追われる身となる…

なんとなく好物の超能力もの。能力は少し特殊ですが、そこを上手く映像化していると思います。

ただストーリーも含めてイマイチなところも多く、わかりにくく感じるところがあります。

自分なりの解釈があっているとしたら、ラストまでの流れはキライではないのですが…でも…どっちなんだろ。