1989年、変動する社会でつましく暮らす父子。金持ちの家主に気に入られた息子は、世の中の厳しさを知っていく…。門脇麦も出演。シャオ監督は『台北カフェ・ストーリー』（10）以来のTIFF登壇。
https://2023.tiff-jp.net/ja/lineup/film/3604WFC19
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どう言語化したら良いか分からないような感情で溢る、繊細で美しい作品でした。本作でテーマソングのように多用されるヴィクター・ヤングの"When I Fall in Love"がこの映画の雰囲気を象徴していると思います。
上映中は気付かなかったのですが、父親役のリウ・グァンティンさんは「１秒先の彼女」の"彼"でした...めちゃくちゃカッコいいと思っていましたが、まさか同一人物だとは..."老狐狸"のお爺さんも貫禄と迫力が物凄く、「きれいなお姉さん」のユージェニーさんと門脇麦さんも美しすぎて幸福な時間でした。
他人を思いやり、真っ直ぐに生きる父親の姿に心温まる一方で、不公平な競争社会ではその優しさが貧困を招くという残酷さにやるせなさを感じました。“不公平”という言葉は本作でキーワードになっていきますが、登場人物間の不均衡を表す細やかな撮影技法における工夫が沢山詰まっていました。
格差が広がる競争社会で、優しさを持ち続けることはできるのか、どう生きていくべきなのか、多くのことを考えさせられました。
全てのシーンが美しく、音楽も非常に素晴らしかったです。鑑賞後のいまも、ふとした時に映画の世界観に没入し登場人物たちに思いを馳せてしまいます。
TIFFでの上映は今日が最後です！鑑賞するだけで心が豊かになれる傑作でした！
@シネスイッチ銀座２
10/31(火)15:45- （本編112分）
一般¥1700 学生¥1200
学生当日¥500(上映当日0:00～)
→詳しくはhttps://2023.tiff-jp.net/ja/lineup/film/3604WFC19にて
#学生応援団 #TIFFJP #東京国際映画祭
🎥第36回東京国際映画祭 ‼️絶賛開催中‼️
｜開催期間：10/23（月）〜11/1（水）
｜場所：日比谷・有楽町・銀座地区
｜チケット：当日でも席が空いてる作品は購入できますので是非！特に学生は【当日券５００円】🉐
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