ショウコ

グレムリンのショウコのレビュー・感想・評価

グレムリン(1984年製作の映画)
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小学生時以来ですが、こんな凄い作品をぼんやり浪費してたなんて…勿体ない!改めて鑑賞すると感じ方が違って良いもんですね

★モグワイの由来は「魔怪(中国語で妖怪)」らしく、知人によると「マーグヮイ」という発音になるんだそうな。英語字幕はどうなってるのか分かりませんが、日本に入ってくる時このままじゃ卑猥だしって事でモグワイになったのかも…と勝手に想像してニヤニヤ。少なくともパパさんは「マ」と言っていた

★孵った成体に対するママの仕打ちよ🔪遊んでただけじゃん!かわいくないからって先制でいきなり殺すとか酷くない?それもミキサーとかレンチン爆破とか残酷すぎる!もしフワフワだったら攻撃しなかったでしょ絶対!結果的に凶暴だったけどさ。子供にも解りやすく…と言っても「かわいいは正義!醜ければ悪」精神が露骨で震えた

★古い作品だし温かい目で観ようと思ってたのに動きのひとつひとつが神レベルで青ざめた。2人がかりで操作するアニマトロニクスとパペットを使ってるそうですけどチャッキーより時代は前なんですね。唇、耳、鼻腔、瞼、眼球がスーパー細かく動く。人間の言葉や動作と完璧に連動してるし抱っこしてる間もちゃんとキョロキョロ。CG技術の発達してない頃だからこその物質感にトリハダ立ちっぱなしでした😨
バストアップだけじゃなく全身も映ってて、キックボードや自転車に乗ってたりする。バーや映画館での、個性豊かに死ぬほど動きまくる大群は圧巻過ぎて叫び出しそうになる!ギズモドライブのところは完全に号泣してました。アンタもはっちゃけたかったんだね…

★大量消費の資本主義を批判してるんだと知った。近所のおじさんは外国製品を嫌ってていつも文句タラタラだし、パパはモグワイが増えた瞬間に売って儲けようとする。デパートじゃ商売根性丸出しのCMが流れまくっており今見るとちょっと嫌な感じがします。グレムリンは機械にイタズラする妖精でいわゆる小さいおじさん的存在…人間も好き勝手やってると自然の逆襲を喰らうぞ👊ってメッセージが込められてました。
何より「クリスマスだからって浮かれてんじゃねぇ!」というポンコツ魂が軸になっているのが分かってホクホク


3作目の脚本が完成したと何年か前に聞きましたがいつ出来あがるのかな。ぴゃぴゃぴゃぴゃーぴゃぴゃーって、しばらくはテーマ曲を口ずさむ事になりそうです♪
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