当たり前だけど見えてる部分しか応援してくださってる方には伝わらないし、悔しい事ばっかりだよな、と共感するシーンが多かった。ほんの数ヶ月で解散したり脱退したりで入れ替わる業界だけど、くぴぽは10年間続いててそれはまきちゃんさんが居て今まで続けたからだし、本当にすごい。
私も永遠にアイドル出来ないと思うけど、今は将来じゃなくて目の前にあることを死ぬほど頑張りたい。

オタク側は「大切なお知らせ」と書かれた白い文書でいつも通達されるが、あの1枚の裏側にあるものがこの映画を通して垣間見え、知りたくない人もいるだろうけど、個人的には知れてよかった。くぴぽを知ってても知らなくてもアイドルオタクは見る価値がある。

そして、くぴぽのドキュメンタリーを見たはずが、なぜか少女模型というアイドルに詳しくなる。

今年結成10周年を迎えた大阪のアイドルグループ『くぴぽ』。
プロデューサー兼メンバーのまきちゃんを中心に、アイドルのコロナ前〜コロナ禍の葛藤が生々しく映し出されている。

メンバー加入・脱退繰り返しながら、苦しいコロナ禍を乗り越えアイドルを続けていく者も居れば、
卒業を選ぶ者もいる。

彼女たちがどんな選択をしてどのようなこと想い、そしてこれからをどう生きていくか。アイドル達が普段表に見せることがない、苦しく、生々しい数年間の記録と言葉たち。
誰もが考え苦しんで生きてきたあの頃を思い返し、自分自身にも重ねて考えてしまった。

アイドルのオタクに限らず、コロナ禍を乗り越えた人に何か響くような作品なのではないだろうか