ある映画監督が、かつて村の羊飼いたちが山の牧草地に行くために使った牧草地横断ルートを辿ろうと思い立つが、正確なルートを知る存命の人物を見つけることができない。彼は、家族の古いスーパー8 のカメラを使ってその道程を撮影しようと考えるが、 41 年間使われていなかったそのカメラは、もはや音を拾わない。忘れられた道、無言のカメラは、パオロというロバとともに、思い出と疑問符と沈黙に満ちた旅の主人公となる。作品の題名はバスク語で、バスク山脈のアンディア高原にある 3 つの場所を羊飼いたちが擬音語で表したことに因む。
映画『別れのまなざし』の撮影中に主演俳優フリオ・アレナスが失踪した。 それから22年、当時の映画監督でありフリオの親友でもあったミゲルはかつての人気俳優失踪事件の謎を追うTV番組から証言者…
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