恋恋風塵(れんれんふうじん)の作品情報・感想・評価

「恋恋風塵(れんれんふうじん)」に投稿された感想・評価

この頃の侯孝賢の映画ってのは度々見返したくなるくらい味わい深いもので素晴らしい。

自分の好みがロングショット気味の長回しってこともあり、この映画の絵画のように少年少女の青春風景を描く姿勢は沁みに沁みて見惚れてしまう。

こういう絵画的かつ個性的な映画というのは、自分にとってのモネやコローの絵画のように主題や描写の穏やかさもあって心が浄化されるみたいで実に心地良い。

しかし見る度に小津と清水宏を良いとこ取りしてカラーで台湾を映したような印象を描写の数々に受けるのだけど、このとき清水宏はおろか小津作品にもチョロっと触れた程度だったっていうのは甚だ信じ難い。(冒頭のカットなんてまんま小津チックなのに)
ぎぎぎ

ぎぎぎの感想・評価

4.0
自分の薄ぎたねえ精神が洗われますわー。爆竹じいちゃん。野外上映で流してる異常な数のガチョウが出てくる映画が気になる🦆
ちろる

ちろるの感想・評価

4.1
ノスタルジックで夏の緑の匂いがする。
私のイメージした台湾が、この映画の中にはたくさんあってその瑞々しさが嬉しかった。
兄妹のように育ち、都会に出るのも同じタイミングで、当たり前のように一緒になるような気がしていた2人のすれ違いは兵役による遠距離。
女の弱さはこういうところにあって、どうしても近くにいてくれないと近くに優してくれる男性にゆらいでしまう。
あまりに清らかな純愛を描きながら、こういう所は痛い現実を突きつけてくる、絶妙なバランス、台湾のラブストーリーには非常に多いよね。
爆竹の音、静かで重みのある祖父の言葉、野外映画のシーンや、夕暮れの映像があまりに美しくって、切ない終わりだけど、アワンはきっと大丈夫だと思った。
時間が流れることは痛みを伴う。
いつまでも幸せは居座ってくれないのだけど、また新たなかたちで必ず幸せは訪れる予感のする美しい作品。
sai

saiの感想・評価

3.7

このレビューはネタバレを含みます

青春だね。自分も似たような経験があるから沁みる。口にせずともいつかは結婚すると思ってた女性が、知らない男と結婚するという切なさと、その後に来る後悔。
そして、食事が全部美味しそう。
まさ

まさの感想・評価

4.0
台湾映画まじすげーぜ!!傑作でしょう!

でも、ひどい話だな…ラストの展開は声出たわ…
兵役につかねばならない男…
現実的に、男女の恋ってこんなもんなのかね。悲しくなったわ。

風景が美しく、絵的にも最高の本作。
青春映画の傑作。
すけ

すけの感想・評価

3.8
台湾映画ってか、台湾ええなって思えた一本。兵役とか、時代背景は平成生まれの日本人には分からへんかったけど、主人公の気持ちはものすんごい理解できた。台湾ちゅき。
yuya

yuyaの感想・評価

3.0
2018/11/14
Cinema Communication Club @東京 新町
まこと

まことの感想・評価

4.1
◯◯と◯◯がいて、あれがああなって、ああしてるあいだに、ああなった


映画の骨組みはたったこれだけの事

それなのになぜなんだろう


この映画は僕の琴線に

しつこいほどべったりと触れてくる
侯孝賢(ホウ・シャオシェン)監督。
デジタルリマスター版を鑑賞。

幼馴染みで兄妹の様な少年アワンと少女アフン。彼らの生まれ故郷である炭鉱の山村と、就職先の台北を舞台に、素朴で不器用で切ない日常が淡々と描かれる…。

かつてこれ程無口な主人公達が居ただろうか😅台詞が最小限な上、説明的な表現も一切無く、時間の経過すら分かりづらい。固定のロングショットが多いので、誰がどんな表情で話しているのか分からない事もしばしば。でも日常を切り取った様なその演出は、時に観ている私達でさえその世界にいる様な感覚にさせる…。

悠久とも思える台湾郊外の美しい自然、代々そこに暮らす人々の営み、子供達の声、トンネル出口の光、屋外の映画上映会、素朴で初々しい二人の距離感、虫の音、爆竹、含蓄ある爺ちゃんの言葉…。なんだか、これらを全身で浴びる感じ。
いやぁ〜この映画、良かったなぁ😆
本当にほぼ何の事件も起こらないし、泣かせようとかそんな演出も皆無だし、間違いなく賛否ある映画だけど、自分にとっては大好きな映画になりました!
K

Kの感想・評価

3.3
映画監督である行定勲がアナザースカイで、彼に影響を及ぼした作品として紹介していたことをきっかけに。

台湾の十分の田舎風景と夏という組合せが、2人の慎ましさや映画の良さを引出す魅力のひとつだったように思える。
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