あんがすざろっく

テルマ&ルイーズ 4Kのあんがすざろっくのレビュー・感想・評価

テルマ&ルイーズ 4K(1991年製作の映画)
4.1
リドリー・スコット作品をレビューしようシリーズ。


先日鑑賞した「テルマ&ルイーズ」の4Kレストア版。
僕が観た劇場は2Kだったみたいで😓
とは言え、正直2Kと4Kって、見比べてみないと分からないものだし、何にせよリドスコの作品をスクリーンで観れるなら文句はありません。

レビューはオリジナルであげてるので、今回はあまり内容には触れませんが、改めて観て、テルマ役のジーナ・デイビスがみるみる変わっていくのが見れて、面白かったです。

最初は旦那の顔色ばかり窺い、困ったことがあるとパニック、何でもルイーズに任せっきりだったのが、J.D.と一夜を共にしたことで肝が据わり(対照的に恋人と別れたばかりのルイーズが、抜け殻のように泣き崩れる姿を見たからなのかも知れませんが)、社会的な倫理観なんか捨て去って、逞しくなっていくんですね。
パトカーに止められた後の件なんか、最高にカッコイイ🤩

始めはルイーズがテルマを引っ張っていきますが、最終的にはルイーズよりも、テルマの方が男らしくみえました。


キャスティングについて。

スーザン・サランドンが演じたルイーズ役は、最初シェールにオファーがあったらしいです。

そして、ブラピの演じたJ.D.。
ジーナ・デイビスの一言でブラピに決まったようですが、始めはウィリアム・ボールドウィンが演じる予定だったんだとか。
しかしボールドウィンは「バックドラフト」に参加する為、降板しています。
ブラピにとっても、ボールドウィンにとっても、結果的に良い選択でしたね。
J.D.のオーディションには無名時代のジョージ・クルーニー、マーク・ラファロも参加してたんですって‼️
なかなかな顔ぶれ。
誰が演じても、セクシーなJ.D.になった気がします。



スコアを担当したのが、今や名匠の域に達したハンス・ジマー。
渇いた大地をひた走るサンダーバードを彩るアーシーなギターの音色が、渋くてカッコいい。
ジマー先生のスコアは、ロードムービーにもぴったり合うんです。

スクリーンで観ると、やっぱり思い入れも加点されますね。



新宿のシネマカリテは久しぶりに来ましたが、以前通っていた場所から変わっていて、一瞬迷子になりかけました😅
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