素晴らしかった。
これが今年ベスト1映画で良いんじゃないだろうか？(いつの映画だよ！w)
基本的にはトーキングヘッズのライブ映像と言えば、あらすじとしては終わってしまうわけだが。w
とにかく驚いたのは、演出、画面の構成、カメラワーク、編集が映像作品として観る事に最適化されているという事だ。具体的に言えば、音楽の曲調に合わせて画面が切り替わったり、デヴィッド・バーンがエフェクターを操作する所をグーっとカメラで追ったり、花形の演奏者にクイックパンで切り替えたりなどなど、ライブのシーンを映画のダイナミズムとして捉えている。そのため、本作は単にライブ映像を記録として保存しているだけに留まらない、ある種アクション映画のような側面がある。物凄く計算して作られている。
これは勿論、トーキングヘッズというキャスティングとライブ構築の賜物だというのは言うまでもないが、それを映像作品としてまとめ上げたジョナサン・デミ監督の手腕が確かに感じられる映画だった。
ずっと観ることができないでいて、今回4Kレストアで、まさかのimaxでこの映像体験ができた事が嬉しくて仕方ない。最高の映画なので、みんな観よう！そして、早く4K Blu-rayをくれ！
