このレビューはネタバレを含みます
そういえばレビュー放ったらかしだった🤢
個人的に怪獣映画に対する評価を改めさせられた作品かもしれない…って言うほど、怪獣映画を観てきたわけでもなんだけどさ(爆)
70年という時を経て、原点回帰的な描かれ方で放たれた今作は…きっと初代の作品性や構造的な部分でシンクロしていたはず?
初代を観ていないから、的はずれかも😅
得体の知れない、黒くて巨大な…恐怖。
それが目の前に迫ってくるという構図。
ボロボロに疲弊して、途方に暮れて…
だけど、生きている限りは、それが何であろうと向き合わなければならないもの。
戦後の日本が、焼け野原から再興を目指して立ち向かったものかもしれないし、現代の私たちがコロナ禍や大震災、原発事故だったりが起きた時に直面したものかもしれない。
『ゴジラ=現実』
そう捉えてみると、様々な問題と直面している現代人たちにも刺さるプロットだよね。
まぁ、現代社会は物が溢れすぎていて、苦境と言っても、何もかも足りなかった戦後とは違っているから、あまりピンと来ないかもだけど…
他のゴジラ作品を調べてみると、モスラだとかと戦う『怪物vs怪物』って構図や怪獣モノのパニックムービーがほとんどでした。
シン・ゴジラも…なんというか現代社会や政府を風刺した表現が強くて、今作での『ゴジラvs人間』とは違って見えたかな。
過大な問題に対して、矮小な私たちが知恵を持ち合い協力して、その困難を凌駕する…
そこにカタルシスが生まれる。
その純度が高かったです。
きっと初代と今作こそが、日本が世界に誇る『ゴジラ』なんだろうな…
それにしたってモノクロのゴジラの凶悪な面構え。そして恐ろしさと迫力を与える秀逸な劇伴…映画館の楽しさを思い出させてくれました✨ゴジラ、怖かったなぁ(; ̄ェ ̄)
この前、レビューでポリコレ云々を書いたけど…こういう作品はそういう瑣末なノイズが少ないから、素直に観てられるよね✨