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不死身ラヴァーズのunkoのネタバレレビュー・内容・結末

不死身ラヴァーズ(2024年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

原作、高木ユーナ「不死身ラヴァーズ」
未読。

長谷部りの(見上愛)は幼少期入院し、生死の境を彷徨っている際、甲野じゅん(佐藤寛太)から手を握られ花を貰う。
目覚めた"りの"は甲野じゅんを運命の相手だと思い込み、探そうとするが見つからない。中学校、高校、大学と甲野じゅんと出会うが両想いになると突然甲野じゅんは消えてしまうのだった…。

両想いになると運命の相手が消失するという体で物語が進んでいく。
中盤から運命の相手だけではなくその周りの人物すら消えてしまい、観客に疑問を投げかけてくる。
かなりの重症で入院していると想定される"りの"の家族が全く登場せず、実家や仮に一人暮らしだとしても住居も不明。謎のバーに住んでいるのか?と思ったほど。
観ている自分としてはどう考えても"りの"の頭の世界だと想像してしまった。

上記は裏切られる形になったが、甲野じゅんの1日しか記憶が持たない設定も何だかノリきれず…。てっきり消えると思っていたからその設定を飲み込めていたが…。

後半は一気にネタバラシに入り、なかなかのホラー展開。
いやいや…ショックから逃げて記憶改ざんって…。度合が過ぎるでしょ。
激ヤバ人物なんですけど…。

最期は若かりし頃の姿まで丁寧に見せてくれる。
お婆さんだけで良かったのではと感じた。
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