真っ黒こげ太郎

ディセント2の真っ黒こげ太郎のネタバレレビュー・内容・結末

ディセント2(2009年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

一番の武器は”沈黙”だ!!!(セガール大師匠のことではないです。w)

生きて脱出したければ、音を立てるな!(だから違う映画だってばw)

例え怪物のウ●ンコまみれになろうと!!!w




とある田舎町で、洞窟探検に向かった6人の女性が行方不明になった。
捜索隊の決死の捜査も虚しく、証拠は発見されない。
唯一の生き残りであるサラ(!?)が目覚めるも、彼女は記憶を失って錯乱していた。

警察犬がサラの匂いを追跡させると、とある炭鉱の入り口に行き着く。
保安官は残りの5人を救出するため、サラを連れて捜索隊と共に炭鉱の中の洞窟へ。
だが、そこには行方不明者の無残な死体と人を喰らうクリーチャーの群れが待ち構えていた!!!




行方不明者の捜索隊とその生き残りが、洞窟内で恐ろしいクリーチャー軍団に襲われる、サバイバル・ホラー。
傑作ホラー「ディセント」の続編。

そんなこんなで続編だが、この手のホラーは続編になるとアレな出来になったりする(「13日の金曜日」シリーズは例外)し、監督も別の人にバトンタッチ。
こういうの滅茶苦茶ガックリするパターンが多いので、あまり期待せずに鑑賞。


んで今作、続編ってことで次は別の連中が洞窟に行くのかと思いきや、何と前作主人公のサラがアッサリ脱出!!!しかも記憶喪失に!!!
「おいおい!?これどうすんだ!?」と思ったら、クソッタレな保安官が行方不明者捜索の為に彼女を無理やり連れて再び洞窟へ!!!
なお、洞窟に入ってそれなりに進んだ時点でサラは記憶が戻り、またしても出口が塞がれて捜索隊もカンヅメ状態になり、探検隊と保安官とサラがモンスター軍団に襲われる展開に。



今回は前作に比べて画面が明るくなり、洞窟内も開放的になった気が。
その所為か、前作で見た様な息苦しさや圧迫感はかなり減少気味。
お話方面も、新しい登場人物こそかなり増えたが、保安官とその助手以外は無個性なまま死んでゆくので前作に比べると人間ドラマ方面もやや微妙に…。
(何しに出たんだ!?w)


だが、後半では記憶が戻ったサラが勇猛果敢な大暴れを見せ、更に前作からまさかののもう一人の生き残り(え゛ゑ゛!?)が出てきてお話が予想の付かない展開になって中々盛り上がってくる。
最終的に別れた2人が再びタッグを組んで、窮地を乗り越える展開になるのが熱い!
そして最終的には中々熱い展開を見せてくれる、ここはかなり面白く見れましたね。
(なお新キャラは一名を除いて悉く足を引っ張る。ホント何しに出たんだお前ら!!!)

後、前作では見せなかったゴア描写をちゃんとみせてくれるのは良かった。
喉食いちぎりや無残な死体、モンスターへの頭潰しや脳天刺しや喉指しなどが拝めたのは個人的に嬉しい。w
特に、クソ野郎な保安官の死にざまに爆笑!!!!wwwwwwww
鎖の方を切ればええやろ!!!!!!wwwwwwwwww



そんな感じで後半はかなりの盛り上がりを見せる。
そして唯一の生存者が生き残った所で完結…

と思ったら最後の最後で新しい新設定が!?
そして僅か数分でバッドエンド!!!どうしてこうなった!?


恐らくシリーズ化を目論んだのかもしれんが、流石にあのオチは蛇足すぎると思うのは俺だけかね!?
なお、今作の続編は今の所続編は出ていないです。w



そんなこんなで、前半でダメダメ感を出しつつも、後半で盛り上がりを見せた…と思ったら最後の最後でやらかしちゃった本作。
今作、「ホステル」や「ヒルズ・ハブ・アイズ」の続編とかに比べればまだ十分楽しめるし、ゴア描写等見るべき所も多い。
しかし続編を作れそうと欲張った結果、最後の最後でやっちゃったのは勿体ねぇ!!!
これであのままキレイに終わってれば…。


…何だか乏してる文章が多くなってしまいましたが、「ディセント」の続編としては普通に楽しめる部類だと思います。
前作が気に入ったのなら見て損は無い…とは思うよ。w
(なお、前作からちゃんと話が繋がってるので、ちゃんと前作を見た上で見ませう。)